天津は中国で最も早く対外通商を行った港の１つだ。現在では、建設中の北方経済センターとして、国際港湾都市とエコシティーとして、その日ごとに完全なものとなる投資環境、濃厚な創業機運、魅力を備えた発展の将来性と手厚い投資利益率が、ますます多くの海外投資者を引き付け、外資の規模と質は絶えず高まっている。2011年末までに、天津が誘致した外資プロジェクトは累計で2万3000件、利用外資は801億ドルに達している。

近年来、天津市は外資を利用し、浜海新区開発開放の歴史的チャンスを十分に把握し、積極主動的に開放戦略を実行してきた。しっかりと国際的産業移転の流れをつかみ、全方位的な交流と強力を強め、対外開放について幅と深度を増し、企業誘致メカニズムを構築し、企業誘致ルートを開拓し、海外資金や先進的技術、管理経験、素質に優れた人材の導入を加速し、産業構の調整と技術のレベルアップを促進し、全市の外資利用の加速・発展を推進した。

2011年、天津市の実際の外資利用は連続２年100億ドルを突破、130億ドルに達し、20％以上の増加となった。投資環境の不断の向上に伴って、多くの優良企業の進出と増資を呼び込み、１年間で435社の外資企業が増資を行い、増資額は21億1800万ドルに達した。ドイツのシーメンスは天津に５社の投資的企業を設立し、総投資額は20億ドルを超えた。世界最大の農業機械メーカーであるジョンディア社は天津経済技術開発区に大パワーのトラクター工場を設立したのに続いて、さらに4800万ドルを投資しプロセス機械の研究開発基地を天津に作る予定だ。オランダのロイヤル・ヴォパック、天津シェル石油、嘉里糧油（ケリー）などの企業による投資と増資は5000万ドルを超えている。

海外投資企業はすでに天津経済と社会の発展における重要な推進力となっている。また天津の急速な発展も、外資の投資・発展に大きな発展空間を創出している。

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