ホーム   天津について   旅行   生活   ビジネス   芸術   マルチメディア   ニュース   文化センター
 
周恩来鄧穎超記念館 2人の偉人を記念

 

周恩来総理と夫人の鄧穎超は偉大な無産階級革命家、政治家で、ゆるぎないマルクス主義者で、党と国家の卓越した指導者だ。彼らは少年時代、青年時代を天津で過ごし、お互いに知り合い、理解し合い、愛し合って同じ革命の道を歩んだ。2人の偉人は天津を第2の故郷とし、生前にはそれぞれ祖国の山河・大地と天津の海河に散骨するよう言い残していた。

1998年、周恩来総理生誕100周年記念日前日に開館した周恩来鄧穎超記念館は、この14年来人々が2人を追想し、近・現代史の学習と文献研究を行う重要な基地となっている。

同館は、天津水上公園内にあり、敷地面積は7万平方メートル余り、建築面積は1万500平方メートルとなっている。メーンの建物は荘重・質朴で、館外には記念広場、花崗岩の大彫像『高山仰上』、不染亭、記念林、芝生や花壇があり、メーンの建物とお互いに引き立て合っている。環境は優雅、雰囲気は荘重で、偉人の品格にふさわしい。

館内の収蔵品は豊富で、文化財は非常に貴重なものだ。これまでに集められた文化財、文献、写真などの資料は1万点を超えており、非常に貴重な品は100点余りを数える。その中には前後して2人の偉人の遺灰を納めた骨箱、周恩来総理がかつて使用した「伊爾(IL)-14」専用機、専用車のGMのほか、2人の往復書簡などが含まれる。

同館のメーンホールと、瞻仰(仰ぎ見る)ホール、生平(生涯)ホール、専機(専用機)ホールでは、2人の偉人の生涯の偉大な功績と崇高な風格を展示している。瞻仰ホール正面には周恩来総理と鄧穎超夫人の漢白石の彫像が立っており『情満江山』と名付けられている。背景には大タペストリー『海闊雲舒』が掛けられている。両側のレリーフには五四運動、南昌蜂起、長征、建国式典、祖国建設などの歴史的場面が描かれている。生平ホールの展示内容は歴史年代とテーマ別の9つの部分から成り、2人の偉人の波乱に富んだ輝かしい生涯を展示している。専機ホールには「伊爾(IL)-14」678号旅客機が展示されている。これは1957年8月、当時のソ連政府が周恩来総理に贈ったもので、周総理は1957年から60年代半ばにかけてこの専用機で中国各地や外国に赴いた。

2008年5月、同館は国家文物局によって国家1級博物館と命名された。2011年5月、同館の常設展示は第9回全国博物館10大陳列展覧精品賞を受賞した。

 

人民中国インターネット版

 

 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850