全方位的に中国金融史を紹介し、金融知識を展示し、金融業の発展の現状と未来をつなぐ博物館、それが中国金融博物館で、2010年6月に正式開館した。同館は和平区解放北路29号という、天津金融街の中心に位置する。
同館は、世界でも8番目の国家レベルの金融博物館だ。2400平方メートルの館内には、200点近い中国と世界の各時代の貨幣、金融小切手やその他大量の貴重な金融関連の品々が収蔵されており、5つの部分に分かれている。第1部分は金融の歴史と現状を展示しており、貨幣の起源と発展、金融機関と金融商品、金融市場、企業リストラとM&A、それに国際金融機関などが含まれる。第2部分は金融と私たちのテーマで、金融と起業家、金融と産業、金融と戦争、金融と政治、金融と科学、金融と芸術などだ。第3部分は中国貨幣史で、中国貨幣に関する民間の物語、天津金融の発展史、金融界の著名人ホール、金融の里程標などだ。第4部分は金融危機と金融津波のテーマ展示で、サブプライム問題、消費者ローン、大不況、1987年のブラックマンデー、景気循環、アジアの金融危機、ハイパーインフレ、金融詐欺とスキャンダルなどの内容で、不定期に更新される。第5部分はテーマ展示で、黄金テーマ展、貨幣テーマ展、解放北路金融史テーマ展、浜海新区金融核心区計画展などだ。
中国金融博物館はまったく新しい設計理念を取り入れ、音声、光、影、電気、物などさまざまな方式で100年の時空を越えて濃密な金融発展史を語るもので、同館の開館は金融知識の普及と金融理念の伝達、金融イノベーションの解説、金融のポイントとなる問題への関心、金融業界の交流推進と協力に積極的な役割を果たすものだ。
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