王萍さんは高校を卒業して、四川省の綿陽市から新疆生産建設兵団農五師84連隊にやってきて、職員となった。彼女は、連隊の土地で行われている大規模で現代的な農業生産モデルを知って、科学技術が人々を豊かにするという信念をしっかり持つようになった。このため、王萍さんは養殖技術を掘り下げて研究することに没頭し、羊の飲食の仕組みと疫病防止技術を身につけた。丹精を込めた飼育によって、彼女の育てた母羊の出産率は120％となり、成育率は100％となった。

栽培構造調整のため、連隊ではマリーゴールドの栽培面積を増やすことを決定した。連隊職員は誰もやりたがらなかったが、彼女は積極的に200ムーの良い土地に栽培することを申請した。そしてしっかりと管理し、その年にはすぐに10万元近い収入を得ることができた。その成功を見た職員たちは、次々と彼女にならってマリーゴールドを植え始めた。王萍さんはまた、栽培に優れているだけでなく、養殖の専門家でもある。各種養殖技術に精通し、その名は「養豚専門家」「メタンガス専門家」として遠くまで知れ渡っている。連隊の職員たちは彼女を編成外の技術員として認め、問題が発生するとすぐに聞きに行く。彼女のリードのもと、連隊の職員たちはそれぞれ家庭養殖業を発展させてきてたのだ。

豊かになってきた王萍さんだが連隊の村人、仲間たちのことを忘れたわけではない。彼女の７連隊25戸の職員のための資金、人力、思想などの助けと指導提供を通じて、彼らは本当に困難を抜け出した。ここ数年来、王萍さんが無償で生活が困難な職員のために立て替えた資金は70万元以上に達する。

王萍さんは、2006年に新疆生産建設兵団五師青年ベスト10に選ばれ、09年には農五師模範労働者に選ばれた。10年には新疆ウイグル自治区模範労働者に、11年には新疆生産建設兵団五師優秀共産党員に選出された。

人民中国インターネット版　2012年