農業技術普及のため年間200日を農村で

 

王文沢さんは30年1日のごとく、現場の第一線に根を下ろし、一貫して先進的農器用技術の普及、農業の発展促進にまい進してきた。彼は毎年200日以上を農村に出向いており、その足跡は囲場県の37の郷と鎮、312の行政村に及ぶ。こうして彼は、先進的農業の実用技術を数多くの農家に伝えてきたのだ。

長きにわたって非常に負荷のかかる仕事で疲労を蓄積した彼は、病気を発症してしまった。脳幹出血を起こし、彼は科学技術訓練の講演を行っている最中に倒れたのだ。しかし、家で休養し病状が好転すると、彼はまた馬鈴薯増産改良技術の研究を続け、現在では10~20%の増産ができるようになった。

彼が前後して主催、参加した農業技術普及プロジェクトは28件、そのうち国家、河北省重点技術普及プロジェクトは15件だ。成功したイモ類、野菜類新品種開発は180種余りで、76万3000ムーの野菜、馬鈴薯について産地環境アセスメントを行ったほか、河北省の馬鈴薯、にんじんの無公害標準化生産地標準制定に参与してきた。農業実用技術宣伝資料の編集・執筆は80種余り10万冊以上になっており、40億元以上の経済効果を生み出し、イモ類、野菜類の2大産業発展に重要な貢献をしてきた。

王文沢さんは、2009年に河北省優秀共産党員、承徳市の先進工作者に選出され、承徳市優秀共産党員に選出された。10年には2008~10年全国農業技術普及貢献賞を受賞、11年には承徳市第4回科学技術ベスト10賞の栄誉を受け、承徳市第2回道徳模範に選ばれた。 

 

【プロフィール】王文沢 満州族、河北省囲場満州族モンゴル族自治県農牧局アドバイザリーステーション高級農芸師、1955年8月生まれ、92年4月入党、大学卒業。

 

人民中国インターネット版 2012年 

 

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