趙春芳さんは、1982年以来30年にわたって1000以上の案件を担当し、ただひとつの失敗やクレームもなく、地元政府のために1000万元以上の経済損失をばん回してきた。無料で地元の農民や困っている人たちのために法律的援助を与えた案件は数百に及び、無料法律相談、調停を行ったものは延べ1000以上を数え、博愛の精神と豊富な専門知識で法律的尊厳を守り、社会の公平と正義を守り、人々の心からの敬愛を集めてきた。

ある時、靖宇県のある現場で39人の農民工の給与40万元余りの未払いが発生し、農民工たちは趙さんの名前を慕って助けを求めてきた。彼女は毅然として、無償でこの案件を引き受けることを決断した。長く厳しい苦労の末、39人の農民工はついに自らの血と汗の結晶である賃金を受け取ることができた。

彼女は何度も女性や子供、障害者の権益にかかわる案件を無償で担当し、県の婦女連合会や障害者連合会の法律顧問もボランティアで担当している、県政府が誘致した、浙江省の「農夫山泉」や杭州の「娃哈哈」飲料水会社が６億元を投資してミネラルウォーター生産ラインを建設するプロジェクトの論証と交渉にかかわった。彼女は高度な責任感と謹厳実直な態度で自ら審査、契約書起草を行い、法律的なリスクを回避し、重大プロジェクト誘致に優良で効果的な法律サービスを提供した。

彼女はまた、２名の貧困生を援助しており、１名は中学生で、もう１名はすでに大学にまで進学している。1999年以来これまでに甲状腺がん、子宮がん、乳腺がんが発見されているが、彼女は強じんな精神でがんと闘い続けると同時に、法律業務も続けている。

趙春芳さんは、2006年に3月8日の国際婦人デーに優秀な労働女性に与えられる栄誉称号の全国三八紅旗手に選ばれ、吉林省優秀共産党員、全国司法行政部門労働模範に選出された。08年には全国政治法律英傑10人に選ばれ、09年には吉林省特等模範労働者に、10年には全国模範労働者に選ばれ、11年には再度吉林省優秀共産党員に選ばれている。 

人民中国インターネット版　2012年