納豆を笑う門にして中日友好の福を迎えよう

周慧芸(東北林業大学)

 

日本には絆という言い方があります。中日は本来一衣帯水の隣邦であり、文化的にも多くの共通点がありますので、中日の人民にはこの深い絆で不可分の関係があると言えます。

先日ある店で、“ああ、これは・・・”と私は驚き、棚の上に小さい箱を取り出しました。これは日本人が非常に好きな納豆ではないせしょうか。日本では、豆は何よりも掛け替えのない地位にあるように見えます。豆に対する最初の印象は日本のテレビで見た「豆しば」です。ある豆製品の包装を解くとこの可愛い小豆に出会えます。彼は目を丸くしてかわいい声でそっとあなたに“ねえ、知ってる?”と豆知識を一つ教えます。でも、彼らはあなたが小豆を食べる時に「イカは心臓が三つあるんだよ。」というような話を教えて食欲が全然なくさせます。元々日本では豆は愛嬌と誠実の代表です。道理でそんな嫌な話を聞いてもまだこの素直でかわいい豆がすきなわけです。

私もこのような豆に出会えるのだろうか?そう思って買った納豆を持って小走りに家へ帰りました。「いただきます」と私が中の調味料を入れて、箸で混ぜると、たくさんネバネバした糸が出てきました。私は待っていたとばかりに一口食べてみました。それの繊細な食感と個性的な味といったらなかったです。納豆は日本人の生活の中で不可欠な食べ物です。どうして日本人は納豆に夢中なのですか?パックの中の納豆を箸でかき回しつつ思います、私の力ではますます大きくなって、しかし、これらの納豆は微動だにしないし、気にしない。私は急にこれらの小さな納豆を見直しました。日本では豆が大切な役割を務めているのだろう。挫折に直面しても畏縮しない強さや幸せを絶えず求め続けることを体現した強い生命力は、自分の汗と努力で心が求める高さにまで達成されます。人生の真理は、人生の道が平坦であるか凸凹であるかではなく、精神的に強いかどうかにかかっています。道理で正月に、願いを込めて黒豆を食べながら「まめまめしく暮らせますように」と言うわけです。私たちもきっと中日平和の道の凸凹を越えていくでしょう。

私が箸で混ぜると、糸はもっと多くなり、本来はばらばらだった豆がつながりました。あ!これこそ日本人がこんなに納豆が好きな理由でしょうか!人間も納豆のようにお互いに支え合って生きて行くものです。一人では、小さくて取るに足りない、でも彼らが一旦みんなで団結すれば、強い力が爆発して、大きなことを成し遂げることができます。 これらの糸は、日中文化の交流も二つの国の国民も繋ぎ合わせます。日本には以心伝心という言葉があります。一つ目付き、簡潔な言葉だけで、日本人はすぐに心が通じますが、簡単な「はい」が多くの場合、単純な「はい」ではないのが外国人にとって理解しにくいです。だから、交流が中日友好には大切です。

偶然テレビで『また嵐山紅葉の赤を見る』という中日友好条約35週年記のテレビ番組を見ました。『雨中の嵐山』は1919年に周恩来総理が京都市嵐山を訪れた時に書いたものです。その後、この詩が刻まれた記念碑が嵐山に建てられ、数年来この碑は日中友好を代表するものとして、多くの中国の指導者が見学に訪れています。番組の中では、楽しいテーマ曲と共に、1987年に3000日本靑年訪中イベントの時の情景が再現されました。熱烈な雰囲気、濃厚な感情、テレビの外の私も臨場感あふれる番組をみながら日本の友達と心を共にし、歌い合い、踊り合います。心から喜び、「中日靑年友好」というスローガンも心にも深く焼き付けられます。今、「中国の夢、私の夢」は中国社会のテーマとして、全中国人民の話題になっています。「中日靑年の世々代々の友好、中日両国は世々代々の平和」という美しい夢がずっと中国人民の心に存在しています。中日両国民が心を共にし、歌い合い、踊り合っていたようなシーンがテレビの中だけの記憶ということではなく、このようなシーンが目の前でもずっとずっと続くと私は確信しています。この前、何日間もテレビの前でオリンピック大会開催場所決定の結果をどきどきしながら待っていました。東京でオリンピックが開催されることが決まりました。平和であればこそ、将来の夢を語れると思っています。これもオリンピックの精神の一つでしょう。私は、平和と将来に自信があります。

私たちはこの小さな納豆を馬にして私たちを載せて「中日靑年の世々代々の友好、中日両国は世々代々の平和」の夢の場所へ向かっていきます。私たちはこの小さな納豆を橋にして中日のコミュニケーションの(ための)橋を建てます。私たちはこの小さな納豆を笑う門にして中日友好の福を迎え、2020東京のオリンピック大会を迎えましょう。

 

 

 
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