改革で困難に立ち向かう

 

 

「中国の夢」をエネルギーに 

昨年3月17日、習主席は全人代第1回会議で行った講話の中で、「私たち偉大な祖国と偉大な時代に暮らす中国人民は、ともに精彩を放つ人生の機会を共有し、ともに夢が実現するチャンスを共有し、祖国と時代とともに成長・進歩する機会を共有する」と提起した。「中国の夢」が提起され、中国社会に強烈な共鳴を引き起こし、新たな政府の改革に巨大なプラス・エネルギーを集めた。

 昨年12月7日、北京市海淀区北太平荘街道薊門裡社区(コミュニティー)の活動室は満席だった。よく見ると、みな白髪の中高年だ。老眼鏡をかけ、ノートを開き、それぞれに教壇に立つ「先生」の授業を熱心に聴いている。

 授業を行っている若者は張佳鑫といい、北京郵電大学の博士課程で学んでいる学生で、「夕陽再晨」青年ボランティア・プロジェクトの発起人だ。張さんは「私たち若いボランティアは、お年寄りがパソコンを学んで若さを取り戻す手助けをし、夕日を朝日に変えたいのです」と話している。

 75歳の靳蘭珍さんはパソコンのスイッチを入れる入門第1課からスタートした。今ではネットに接続して資料を探したり、QQ(インスタントメッセンジャー)でチャットをしたり、USBメモリを使うこともできる。「とてもおもしろいです。頭が広くなったようで、人生の楽しみを見つけた思いです!」

 今日、より多くの中国人が自分の夢をほかの人と分かち合うことを望んでいる。ある個人の夢についての討論会の席上、陶という農民工(出稼ぎ労働者)は「習主席が提起した『中国の夢』は、見ることができ、手触りもあります。私たちは子どもたちの教育により多く期待でき、老後はさらに安心できます。『中国の夢』は私たちの身近にあります」と話した。

 「中国の夢」に鼓舞され、ますます多くの人々が自分の進学の夢、起業の夢、マイホームの夢、豊かになる夢などをプランにし、それに向かって努力している。国家と精彩を放つ人生の機会を分かち合い、夢を実現する機会を分かち合っている。人々は、勤勉に働き刻苦努力すればどんな夢でも必ずかなうと固く信じている。

 改革開放35年で、中国のGDPは142倍、都市住民の収入は71倍成長した。人々の生活は大きく改善され、総合的な国力は絶えず強まっている。

 現在、中国人一人ひとりが、以前のどのような時期に比べても夢や目標に近づいている。これがより多くの人を、しっかり動揺せずに中国の特色ある社会主義の道を歩み、時代とともにこの道を切り開いていけば、中国の夢は必ず実現でき、中国の未来はより素晴らしいものになるはずだと固く信じさせているのだ。

 

人民中国インターネット版 2014年2月

 

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