新理念を基に新たな外交

 

外交思想にも「中国の夢」

新指導部が発足して以来、「中国の夢」が中国国民の共同の理想になっているだけでなく、中国と世界をつなぐ重要な絆にもなっている。

過去1年間、中国の指導者が外交の場で、「中国の夢」の世界的意義を繰り返し述べてきた。それは、中国が国家の富強、民族の復興、国民の幸福を実現すると同時に、世界の他の国と平和、発展、協力、ウインウインの良好な関係を結びたいということだ。中国は中華民族の復興と世界の進歩を結びつけ、自らの発展によって、他国が彼らの美しい夢を実現する手助けをし、恒久平和と共同繁栄という「世界の夢」を追求している。

中国の積極的な外交によって、「中国の夢」はすでに国際社会の共感を呼んでいる。インドのシン首相は、「中国の夢」と「インドの夢」が互いに通じ合い、符合すると語り、エジプトのファハミ外相は、「エジプトの民族の夢」は「中国の夢」と一致していると述べた。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、「中国の夢」の実現は国連と国際社会に深遠で積極的な影響を与えると評価した。

「中国の夢」が持つ世界的価値を実現する点について、中国新指導部は、「人類運命共同体」の理念を打ち出した。昨年、習主席は数多くの国際的な舞台でこの理念をアピールした。タンザニアで講演した際には、「中国とアフリカは昔から運命共同体である。共通の歴史的体験、共通の発展の使命、共通の戦略的利益がわれわれを密接に結びつけている」と強調した。またロシアで開かれた第8回20カ国・地域(G20)首脳会合に出席した際、習主席は各国が運命共同体意識を持ち、自国の発展と他国の成長との連動効果を生み出して行くべきだ、と述べた。キルギスで上海協力機構(SCO)ビシュケク・サミットに出席した際には、SCOを加盟国の運命共同体、利益共同体に作り上げ、加盟国の安定確保、共同発展の信頼できる保障と戦略的な支持を確立しなければならない、と提案した。また、インドネシアでの講演では、さらに緊密な中国―ASEANの運命共同体を建設し、共同発展と共同繁栄を実現することを強調した。

運命共同体の理念は、中国政府の新しい歴史的な条件下で、国と国との関係についての新しい認識を反映している。政治の多極化と経済のグローバル化が急速に発展している今日、国と国の相互依存関係は明らかに強まり、一蓮托生と言える。中国が運命共同体の建設を強調しているのは、世界と肩を並べ、手を携えて前進する中国の信念を表している。

中国外交はこれからどこへ向かうのか、という問いに、王毅外交部長(外相)は昨年6月27日、第2回世界平和フォーラムの昼食会での講演で、全世界に向かって次のように答えた。「中国は新しい大国関係を積極的に構築し、世界の恒久平和の実現にたゆまぬ努力を重ねる。中国は引き続き周辺国外交を優先し、さらに平和、安定、発展、繁栄の周辺環境を作る。中国は途上国との運命共同体の構築に力を入れ、途上国が必要する時、中国が身近にいるようにしたい。また、中国は対外開放をさらに拡大し、中国経済のバージョンアップ版だけでなく、対外開放と協力のバージョンアップ版も作り、世界とチャンスを分かち合い、繁栄を共同で創造する」

簡単に言えば、中国が平和、発展、協力、ウインウインという外交に関する主張を引き続き積極的に貫徹し、新しい歴史時代に向かって、国際社会と共に、相互調和、共同繁栄の新局面を構築していく、ということだ。

 

人民中国インターネット版 2014年2月

 

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