李総理、重要な分野における改革の進展を推進

 

中国国務院の李克強総理は5日第12期全国人民代表大会第2回会議で政府活動報告を行った際、「今年は重要な分野における改革の新しい進展を遂げたい。改革は今年の政府活動の最も重要な任務である。経済体制の改革を重点とし、実質的な進展を収め、改革によって得た利益をより多く解き放つ」と述べました。  

李克強総理は「政治体制改革をより深く推し進めて行く。政府機構をより簡素化させ、これは政府の自己改革である。今年は200以上の行政申請認可項目を取り消し、関係部署にゆだねる。企業の投資自主権を実施し、投資起業の利便化を推し進める。事中・事後の監督管理を強化する。権限を下級に委譲すると同時に監督管理も強化し、協同管理メカニズムを設立する。責任と権力を共に下級に移譲することを実現する。財政税収体制改革に取組む。公開かつ透明な予算制度を全面的に規範化させる。すべての政府系収入を財政予算の枠に組み入れる。金融体制改革を強化する。金利の市場化を引き続き推進し、金融機構の金利自主決定権を拡大する。人民元為替レートを合理的な水準に維持させ、資本勘定における人民元の交換性を拡大する。各種所有制経済の活力を増強する。基本的経済制度を堅持し、完全なものにする。国有経済の配置と構成を最適化し、混合所有制経済の発展を加速させ、現代企業制度と企業統治構造を確立して健全なものにする」と述べました。

 

中国国際放送局日本語部より 2014年3月5日

 

 

 
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