発改委主任:新段階の改革の幕はすでに切って落とされた

 

第12期全国人民代表大会第2回会議プレスセンターは、5日午後メディアセンターで記者会見を行い、中国国家発展改革委員会(発改委)の徐紹史主任が内外記者による「経済・社会発展とマクロ調整」に関する質問に答えた。

徐主任は記者会見で中国国際放送局記者の質問に答えた際、改革・開放は中国の運命を決める重要な選択であり、新段階の改革の幕はすでに切って落とされたと述べた。具体的な回答の内容は次の通り。

昨年の中国共産党第18回全国代表大会(十八大)の後に、党中央・国務院の配置に基づき、発改委は30余りの政府部門と協議した上で2013年の経済体制改革の重点を提起した。これには、7つの面における22項目の改革とほかの5つの面における改革深化に関する提案が含まれている。昨年1年間の努力で、発表された改革関連の政府案と綱領的文書は合わせて40数件に達し、そのほかにも10件の制定がほぼ完了しており、20件は検討中である。昨年1年間の改革に関する取り組みの成果が大きかったといえる。

ここで特に提起したいのは、政府部門の機能転換と権利委譲・行政のスリーム化である。今期の政府はこれを最重要課題として取り組んできた。ここ1年間、撤廃・委譲となった行政審査・許可権は全部で416項目に達し、市場主体の活力アップに貢献した。これにより、昨年1年間の新規登録企業数は前年同期比27.6%増の250万社となり、実在市場主体の総数はここ5年近くの最高水準を記録した。改革により市場主体の活力が大きく引き出されたことが分かる。

今年は十八大後の改革全面深化の1年目にあたり、政府が改革全面深化指導グループを設置しており、会議はすでに2回開かれた。政府は全力で改革のトップダウン設計に取り組んでおり、改革が全面的に推進されている。発改委としては改革全面深化指導グループの配置に従い、党中央・国務院の要求に基づき、諸課題に背水の陣で取り組み、経済体制改革を推進していく決意である。

今年、私たちは行政改革と市場体系の整備、国有企業改革、財税体制改革、金融体制改革、都市・農村の一体化発展体制メカニズム改革、開放型経済の新体制の構築、生態文明制度改革などの重点分野において新たな飛躍を遂げることを目指す。改革開放は現代の中国の運命にかかわる重要な選択であり、改革の幕はすでに切って落とされた。そのため、発改委は観念の面の障害を突破し、利益の固定化された囲いを突破する必要があり、さらに、体制メカニズムの障害も突破しなければならない。恐れずに背水の陣を敷いて戦い、改革全面に深化に関する青写真を現実に変えられるように努めていく。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年3月5日

 

 

 
人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850