行政の簡素化で政府と市場の関係を適切に

 

李克強総理は「政府活動報告」の中で、行政体制改革を深化させ、「行政の簡素化と下部への権限委譲する」必要があると指摘した。今年はさらに200項目以上の行政審査・許可項目の撤廃・権限委譲を行おうとしている。必ず設置が必要とされる行政審査・許可事項に対しては、権力リスト制度を確立する必要があり、それは一律に社会に公開する。リスト外のものは一律に審査・許可を実施してはならない。

「権力リスト制度は今回の政府活動報告の中でも大きな注目点であり、重大な意義を持ちます。これは政府と市場の境界を定め、政府にさらによい作用を発揮させるものです。これは市場や企業にさらに大きなスペースを与えるだけでなく、政府の効率や透明度を上げる助けともなります」と、清華大学経済管理学院院長の銭頴一政協委員は語る。

2001年の行政審査・許可制度改革以来、「行政の簡素化と下部への権限委譲」は行政体制改革の先行領域としてすでに少なからぬ成績を収めている。2013年8月までの段階で、国務院は6回にわたり計2497項目の行政審査・許可項目の撤廃・権限委譲を行っており、それは全体の約7割を占める。(候偉利=文)

 

人民中国インターネット版 2014年3月10日

 

 

 

 
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