「食の安全」を守る「三最」

 

3月5日、李克強総理は全国人民代表大会に向けて行った「政府活動報告」で、食の安全問題について触れ、法規と基準の遵守や最も厳格な監督管理、最も厳格な処罰、最も厳格な責任追及などによって断固として食卓を汚染から守り、「食の安全」を守るべきだという見解を示した。

「三最」による食の安全確保には、国民からも大きな期待が寄せられている。しかし、「三最」の後も食の安全問題はとどまるところを知らず、責任と利益が繰り返して勝負する過程において、政府側には、監督においてより周到な準備が求められる。また、食の安全問題は幅広い分野や業界にまで及ぶため、食の安全を構築する上での公信力は、極めて系統的で複雑な過程であることを示唆している。

ローマは一日にしてならず。食の安全問題も一つひとつの小さな事柄から取り組んでいく必要がある。「三最」という原則の指導の下、国務院が2012年に掲げた「3~5年以内での食の安全問題の解決」という目標は決して実現し難いものではなく、カギとなるのは政府機関が今後この問題にどう取り組んでいくかだ。(王伝濤=文)

 

人民中国インターネット版 2014年3月10日

 

 
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