李克強総理:煙霧への宣戦布告は、粗放な生産・生活への宣戦布告

 

第12期全人代第2回会議は本日午前、成功裏に閉幕した。李克強総理は人民大会堂で記者会見に臨んだ。

中央人民広播電台と央広網の記者:現在われわれは、煙霧への民衆の不満が募っているのを目にしている。この問題に対して総理が政府活動報告で、これまではなかった「宣戦」という言葉を使ったことにわれわれは注意を払っている。「宣戦」とは一体何を意味するのか?

李克強総理:私が煙霧などの汚染に宣戦を布告すると言ったのは、社会の注目する焦点となる問題だからだ。多くの人が朝起床すると、まず携帯電話でPM2.5の数値を確認している。これはすでに民生上の重大問題となっている。われわれが煙霧など汚染に宣戦を布告するというのは、天に宣戦を布告するのではなく、われわれ自身の粗放な生産・生活方式に宣戦を布告するということだ。われわれは昨年、国務院大気汚染対策十条措置を打ち出し、161都市でPM2.5を測定している。これは発展途上国で最多だ。これは民衆の自己防護意識を高めるだけでなく、それ以上に政府の責任を増やすものだ。今年われわれはエネルギー消費を3.9%引き下げることを決定した。昨年は3.7%引き下げた。これは石炭2億2000万トン分の消費を減らすことを意味する。

煙霧を含む汚染に対する宣戦には、強力な手段と規則による汚染対策が必要だ。違法に排出し、自然と人間を害する行為に対して、政府は断じて手を緩めず、断固として懲罰する必要がある。もちろん、煙霧の形成には複雑な原因があり、対策も長期的なプロセスとなる。だがわれわれは風雨頼みであってはならず、自ら出撃する必要がある。全社会、政府、企業、社会のメンバー、みなが一緒になって努力し、たゆまず奮闘を続け、この堅塁攻略戦を戦うことを希望する。

 

 「人民網日本語版」2014年3月13日

 

 

 
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