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来客を酒で「おもてなし」 | ||||||
花瑶の人々はほとんど誰もが「山歌」の名手のようだ。先祖代々歌い継がれてきた彼らの「嗚哇山歌」は、国の無形文化遺産に認定されている。「嗚哇山歌」は15の調子を有し、それぞれの調子ごとに数百の歌がある。野良での仕事の時に山歌は掛け声の役割も持ち、人々の気持ちを奮い立たせる。青年たちの間では山歌で愛情表現がなされる。朝ごはんの後には、神を迎える楽しくテンポの速い山歌を歌う。午前に歌う山歌は決まったメロディーを持ち労働の掛け声となる。午後の仕事じまいには神を見送る山歌を歌う……。 花瑶の「嗚哇山歌」は全部で数千曲もあるが、中でも興味深いのは若者たちの間で歌われるラブソングだ。これらの曲は歌詞がユニークで、若者たちの恋愛、忍び会いの知恵が込められている。 「家でいい子にしているの、家中に灰をまき散らすわ、あなたが家に入ったらおぶってあげる、二人で一足の靴を履けば、神仙にだって気づかれない」 「私が来てと言ったらすぐに来て、白衣を着ないで靴も履かず、鋤で水を担いで来て、(音がしないように)門柱に水をかけ横になってすり抜けて来て」
人民中国インターネット版 2014年5月
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