福田康夫

 

 


 継続は力なり、と言うが、10年間、言論NPOがこの会議を続けてきたことを高く評価したい。相手国への感情が両国民と両国政府によって異なる中で、習近平国家主席、安倍総理大臣には期待している。日本の国の勢いが絶頂期にあった頃、国際社会の警戒心を煽り、ジャパンバッシングが世界中で大きなうねりとなった。
 脅威かどうかを判断するのはその国ではなく、周りの国。中国も、これに学び、発展の栄光を謳歌するだけでなく、将来への失敗の種を育てていけるかもしれないことを認識しつつ、種を取り除いていかなければならない。
 日中と言う二大経済が経済の室をたかめる戦略の立案、環境、エネルギー政策、社会保障政策の充実協力して、共通の課題に対処していくことが重要。「いがみあうアジア」から、脱出することが必要。外交に勝ち負けがあってはならないことをお互いが知るべき。
 

人民中国インターネット版

 

 
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