中日友好の信念を固め 両国関係の改善、発展をともに推進しよう

 

 

会場の皆さま;

フォーラム主催者側が先ほど発表した最新のアンケート調査によりますと、中国民衆の対日好感度は昨年に比べて6ポイント上昇し、前向きの変化が現れています。ただ歴史的に見ると低い状態です。一方、日本の民衆の対中好感度はフォーラム設立からの10年間で最低水準に下がっています。中日友好は結局のところ、両国人民の友好ですから、両国の国民感情が疎遠な傾向が続いていることを、われわれは非常に重視しています。とりわけ両国の有識者の行動、実践が求められており、有効な方法を積極的に探し、両国人民の友好感情を増進するようにしなければなりません。こうしてこそ、両国関係を正常な軌道への復帰を促す道だと考えています。そこで、以下の3点を提案したいと思います。

一つ目は、北京‐東京フォーラム開催を継続し、中日友好にもっと多くの力を提供することです。困難な時であればあるほど、中日友好の固い信念が必要であり、対話と交流が必要です。過去10年、北京‐東京フォーラムは中日友好促進のために重要な役割を果たしてきました。フォーラムの10年来の成功体験を真摯に総括し、新たなスタートラインに立ち、対話の中身を豊富にし、対話のレベルアップを図り、フォーラムの「官民連動、民を以って官を促す」という積極的な役割をさらに強めなければならないと思います。ここで私が提案したいのは、第10回フォーラム開催後に、来年から次の10年に向けて、フォーラムの中日友好を促進する懸け橋、きずなの役割を引続き発揮していただきたい、ということです。

二つ目は、客観的、理性的な相互理解を積極的に育成し、絶えず、両国人民の理解と友誼を増進することです。中日友好は民間に根ざし、希望は民間にあります。中日双方は共同の努力によって、「互いに先方の平和的発展を支持する」などの重要なコンセンサスを真摯に実行し、四つの政治文書が達成した政治的コンセンサスを社会的コンセンサスに転化しなければなりません。ご在席の皆さまは両国の社会的名声の高い方々であり、広範な人脈と社会的影響力をお持ちですので、皆さまが積極的に行動され、中日友好に役立つ実務的な仕事をされ、根気強く、両国の地方、文化、青少年等の各分野での友好交流に励み、人的交流、心と心のチャンネルを増やし、絶えず双方の理解を深め、信頼感を深め、友情を深め、両国関係発展のために社会的基礎と民意の基礎を突き固めて行かれることを希望します。

三つ目は、メディアの交流・協力関係を強化し、両国友好のプラス・エネルギーを伝えることです。メディアは両国人民相互理解の重要なチャンネルです。現在、両国民衆の認識には問題が起きていますが、これはメディアが大きな責任を負っていると思います。もしメディアがひたすら社会の感情に迎合し、マイナス面の話題づくりに熱中すれば、時間が経つうちに必ず民衆に影響を与え、先方の国に対する一方的な認識を持たせることになります。中国民衆の日本に対する認識の変化は中国メディアの努力と不可分です。両国メディアは中日関係発展の主流と方向をきちんと把握し、両国関係と友好発展を推進するという社会的責任を自覚し、その責任を負わなければなりません。両国メディアは交流と対話の機会を増やし、定期的な相互訪問、番組交換、共同取材などのさまざまな形の協力システムを作り、相互理解と信頼感を増進し、中日関係を支援、推進する積極的な勢力にならなければなりません。中国国務院新聞弁公室はこれまで同様今後も、両国メディアの交流、協力を支援し、そのための条件を整備して参ります。

会場の皆さま:

42年前、中日両国の先輩指導者は大所高所から展望し、非凡な見通しと勇気をもって、国交正常化を決断し、中日友好関係史の新たな1ページを開きました。その後の世代の努力を経て、中日友好事業は大きな成果を挙げてきました。目下のところ、中日関係は逆境にありますが、中日友好促進の固い信念を胸に抱き、両国関係改善を推進しようという真摯な意向を持っていれば、知恵に富んだ偉大な二つの民族は必ず手を携えて進むべき光明に満ちた道筋を見つけ出すことができると信じています。

衷心から第10回北京‐東京フォーラムのご成功をお祈りいたします。

皆さま、ご清聴ありがとうございました。

 

 

人民中国インターネット版 2014年9月29日

 

 

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