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習近平主席、安倍首相と会談 |
中国の習近平国家主席は10日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)指導者非公式会議のため北京を訪問している日本の安倍晋三首相と会談した。中日両首脳の会談は約3年ぶりで、領土問題や歴史問題で冷え込んだ中日関係が、改善に向けて一歩動き出した。 習近平国家主席は、中国政府は一貫して対日関係を重視しており、四つの政治文書の基礎の上で、歴史をかがみとし、未来に向かう精神で、中日関係を発展させようと主張している。双方は中日関係の処理、改善について四つの原則的共通認識を発表しており、日本側は共通認識の精神に従って適切に関連する問題を処理してほしいと強調した。 また、習近平国家主席は、歴史問題は13億の中国人民の感情のほか、アジア太平洋地域の平和と安定、発展の大局にも関わっており、日本は中日間の政治文書と村山談話など歴代内閣の約束を忠実に守ることで、ようやくアジアの隣国と未来志向の友好関係を発展させられると語った。 習主席はさらに、日本が引き続き平和発展の道を歩み、慎重な軍事安全政策を取り、隣国との相互信頼を高められる事業を積み重ね、地域の平和と安定のために建設的な役割を果たすことを希望した。 安倍晋三首相は、中国の平和的発展は日本と世界にとって重要なチャンスであり、日本側は四つの共通認識を実行し、関連する問題を適切に処理し、これを新しい起点として日中の戦略的互恵関係の改善、発展を推進したいと述べた上で、日本は引き続き平和的な発展の道のりを歩むと決意しており、現政権は歴代政権の歴史問題の認識を受け継ぐと表明した。また、中国がAPEC指導者非公式会議の開催を成功させることを支持すると話した。
人民中国インターネット版 2014年11月10日
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