都市・農村が協調発展

 

統計によると、中国の常住人口の城鎮化(新型都市化)率は53・7%となっているが、戸籍登録人口の城鎮化率はわずか36%だ。これは先進国の平均である80%の水準に遠く及ばないだけでなく、。1人当たりの所得が中国に近い途上国における平均値の60%よりも低い。多すぎる農業人口は農業用の水と土地の不足を引き起こし、都市と農村の二元体制も農村の発展をひどく制約している。これに対し、中国は「国家新型城鎮化計画」を公布し、2020年までに常住人口の城鎮化率を約60%、戸籍登録人口の城鎮化率を約45%まで高め、約1億人の離農者と他の常住人口を城鎮に定住させるよう努力するという計画を立てた。 

引き続き城鎮化レベルを高めることで、より多くの農民は転職を通じて、収入がアップし、都市住民になってより良い公共サービスを享受するだろう。それによって城鎮の消費者層を絶えず拡大させ、消費構造を絶えずバージョンアップさせ、消費の潜在力を絶えず解き放てる。城鎮化の推進はまた、都市のインフラや公共サービス施設、住宅建設などの巨大投資のニーズをもたらし、中国経済の発展に持続的な原動力を提供するだろう。

 

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