昨年の北京における重度汚染日数が13日減少

 

青空ときれいな空気を取り戻すため、昨年、北京市は大気汚染への対策に力を尽くした。北京市環境保護局は2013年に引き続き2回目となる「スモッグ対策成果リスト」を2014年にも発表した。

同データによると、北京市のPM2.5年平均濃度は85.9μg/㎥で、2013年比で4%減少している。年度目標は5%のため、ほぼ任務をまっとうしたといえる。2014年、PM2.5の数値が1級(優)に達した日数は93日、2013年の71日より22日増加し、増加率は31%だった。PM2.5による重度汚染日数も明らかに減少し、2013年の58日から45日になり、13日も減少した。しかし、この45日間で、6級(厳重汚染)の日は15日あり、2013年より2日増加した。

また、同データからは四つの主要汚染物質の濃度が同期比で平均3.3%減少したことも読み取れる。この四つの汚染物質のうちPM2.5と二酸化硫黄は同期比でそれぞれ4%、17.7%減少したが、二酸化窒素と浮遊粒子状物質であるPM10の年平均濃度はそれぞれ1.3%、7.1%増加している。

北京市政府が公布した「北京市2013~2017年クリーンエア行動計画」によると、2017年までに、PM2.5の年平均濃度を2012年より25%以上減少させなければならない。この計画に基づくと年平均の減少率を5%にする必要がある。昨年の減少率は4%であったため、今後数年間の排出削減にはより一層の努力をしなければならない。(編集・張春侠)

 

人民中国インターネット版 2015年2月2日

 

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