2014年中国汚染都市ワースト10のうち、7つが河北省に

 

中国環境保護省はこのほど、2014年中国主要都市の汚染状況に関する報告を発表した。全国の74都市のデータを分析した結果、汚染都市ワースト10は、保定、邢台、石家荘、唐山、邯タン、衡水、済南、廊坊、鄭州と天津だ。このうち、7つの都市が河北省にある。

74都市のうち、二酸化硫黄(SO2)、二酸化窒素(NO2)、粒子状物質(PM10)、微小粒子状物質(PM2.5)など主要汚染物質の濃度が合格した都市は海口、ラサ、舟山、深セン、珠海、福州と昆明の8都市だけだ。

中国環境保護省は「大気汚染状況は依然として厳しい。北京、天津、河北省あたりは重度汚染の地域であり、石炭の使用で生じた汚染や車の排気ガスなど多重の汚染が特徴だ。重度汚染の天気がよくあるという状況はまだ改善されていない。特に2014年の2月と10月、重度汚染の天気が長く続いていた」とした。

 

「中国国際放送局 日本語部」より 2015年2月3日

 

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