日本メディア、中国政府の断固たる腐敗撲滅の姿勢を評価

 

日本の外交学者は3月3日、「中国の『虎』に残す時間が長くない」という題の記事を掲載。記事のサブタイトルは「2015年を腐敗撲滅キャンペーンが圧倒的な勝利を勝ち取る一年に」。周永康、令計画などの大物「虎」が腐敗撲滅成果絶大の2014年に相次ぎ失脚したことに続き、今年も中国全土で習近平主席をはじめとする腐敗撲滅運動に鶴首して待っている。だが、習氏が昨年公な場で話したように、腐敗撲滅の戦はまだ圧倒的な勝利を勝ち取っていない。

実際、一部の人は中国で推進しているこのかつてない「トラ・ハエ退治」運動に対しなお懐疑的な態度を見せているが、これも決して予想外のことではない。全国政治協商委員会の呂新華報道官が記者の質問に答える際に、「腐敗撲滅キャンペーンの下で、より多くの『虎』が取り調べられるようになるだろう。取り調べを受けずに鉄の帽子で守られている王様なんてどこにもいない」と表明した。呂氏の話に基づいて推測すると、今年は周永康と同等クラス或いはそれ以上のクラスの「大虎」が捕られることになると予想される。仮にそれが事実であれば、中国政治舞台から腐敗を掃出すという北京当局の士気が一層高まり、より緊迫し重大な改革に道をならすことになるだろう。

種々さまざまな腐敗「トラ・ハエ」たちは依然として改革に抵抗している。まだら模様の「虎」が当局の腐敗撲滅運動に直接反対し公然と挑むことはしなかっただろうが、隠れて反撃のチャンスを見計らう可能性は高い。エネルギー分野は依然として腐敗の猛威を振るう特殊の分野で、一年以の内に腐敗を根絶することは決してたやすいことではない。北京にとってみれば、「鉄は熱いうちに打て」に徹するしかない。

中国政府は今年中に腐敗撲滅活動に関する制度的メカニズムを構築。3月1日から全国範囲で不動産実名登録制度が施行され、それにより汚職官僚たちによる不動産隠匿がもはやたやすく行うことができず、腐敗撲滅運動が一層後押しされることになる。中国共産党中央紀律検査委員会(中紀委)の人手不足で、腐敗撲滅の肝心は民衆を動員して全国の腐敗現象を監督することだ。

それらなお野放し中の「虎」はどこへ逃げるのだろうか。唯一の道は自主して腐敗行為を白状し、公正な懲罰を受けることだ。もし攻守同盟を結集し他の手管を弄して取り調べへの対抗を企むのであれば、罪が一層重くなり、一層厳罰を受けることになる。腐敗の迅速な撲滅は中国国民全体のコンセンサスだ。習氏が強調したように、共産党を全面的に厳しく統治しなくてはならあない。中国が「2つの百年」という目標を実現しようとするには、強大かつ清廉な政党がなくてはならないものだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月7日

 

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