農業部副部長:中国人が日本のコメを購入、食品安全とは無関係

 

このほど、中国人が訪日し高額のコメを購入しているというニュースが、人々の注目を集めている。全国政治協商会議委員、中国農業部副部長の牛盾氏は4日、「これは大衆的な行為ではない。主に中国人客が現地の特産品を購入しようとする行為であり、食品安全のレベルで議論する必要はない」と指摘した。  

牛氏によると、これは主に消費者の好みの問題だ。日本のコシヒカリの価格は、1キロ当たり100元以上で、中国人が日本でこのようなコメを買うのは大衆的な行為ではない。日本は自国でも中国でも、これを贈答品として販売している。  

牛氏は、「個人的には、中国人が日本でコメを購入するのは、珍しさを求めてのことだと思う。中国の伝統文化は『貧しい家も富の路』を重視し、海外旅行に出かけたのだから見栄を張り、帰国後に親戚・友人におみやげを配らなければならない。現地の特色ある農産品を購入するのは、主にこれが理由であり、食品安全のレベルで議論する必要はない。私は一人の消費者として、日本のコメを選択しない」と話した。  

牛氏は、「中国の水産物は日本市場で歓迎されており、品切れになっている。日本では、中国の包装をわざわざ残しておこうとする」と語った。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月8日

 

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