共に戦った海外の友人たち

張雪=文 

馬海徳の息子・周幼馬氏(写真・馮進)
ジョージ・ハテム、ノーマン・ベチューン、イスラエル・エプスタイン、クレア・リー・シェンノート、ドワカナス・コートニス……抗日戦争が最も困難なときに、米国、旧ソ連、カナダ、インドや東南アジアから、多くの海外の友人が中国に身を投じ、中国の人々と共に日本軍国主義の侵略に対抗した。戦火の中で戦った人々、後方の病院で昼夜負傷者の治療に当たった人々、あらゆる方法を通じて、中国人民が粘り強く最後まで侵略者に対抗する姿を世界に伝えた人々がいた。彼らは自分の利害を顧みず、何事も恐れない国際主義の戦士であり、世界反ファシズム戦争と抗日戦争勝利に多大な貢献をした。米国の医学博士ジョージ・ハテムもその一人だった。

中国革命に共感「マー先生」

ハテムは1910年、米国ニューヨーク州バッファロー市のある移民家庭に生まれた。貧しい青春時代を送った彼は勉学に励み、自分の努力を通じて苦境から抜け出そうとすると同時に、平等、自由、公正、友愛の社会の創造を望んだ。

1933年、医学博士号を取得した彼は中国に来た。上海で多くの中国人が家を失い、街中をさまよう悲惨な姿を目の当たりにした。宋慶齢、ルイス・エリー、アグネス・スメドレーらの進歩的な人々と付き合っているうちに、ハテムは中国革命に共感を持ち始めた。

1936年、彼は米国人記者エドガー・スノーに同行して中国共産党中央委員会の所在地陝北(陝西省北部)を訪れ、窰洞(黄土高原の洞窟住居)で行われたスノーの毛沢東取材にも同席した。毛沢東が語る中国革命の歩みを聞くうちに、ハテムは中国を救うため、中国共産党が積み重ねてきた大きな努力を知った。1年後、取材を終えたスノーは陝北を離れたが、ハテムは自らの意思で残り中国革命に参加し、自分の名前を「馬海徳(マー・ハイター)」に変えた。スノーはその後、世界を震撼させた『中国の赤い星』を執筆した。

馬海徳は陝北に来た初めての外国人医師だった。彼は現地の苦しい生活環境を気にせず、中国の軍人、民衆と同じ、手織りの布で作られた粗末な服を着て、アワ粥と焼き芋を食べ、硝煙が漂う戦火の中で、野戦病院を守りぬき、無数の中国人の命を救った。彼はみんなから親しみをこめて「マー先生」と呼ばれた。

馬海徳は戦地の医師だったのみならず、新華社通信社の最初の外国人専門家でもあった。海外の訪問者が訪れる度に、彼は積極的に中国の抗日戦争と革命の状況を紹介し、国際社会が真の中国を知るための窓口を開いた。

馬海徳の息子で、今年72歳の周幼馬氏は「父はすごい人だったと思う。中国革命と新中国建設に献身的に奉仕する中で、彼が示した正義感、責任感、愛情に私は心から敬意をささげたい」と述べる。

世界から集まった正義の力

抗日戦争中に、馬海徳のような外国の友人が多く現れた。彼らは正義を胸に中国に赴き、中国の人々と一緒に戦った。医療支援のために中国にやって来た外国人だけでも、38人が明確に記録されている。このうち、カナダの胸部外科医ノーマン・ベチューンは1938年に中国に来てから、終始戦地の手術室で奮闘し、時間と争って、多くの中国の軍民の命を救ったが、残念なことに、1年後彼自身が病気にかかり世を去った。毛沢東はベチューンに対する深い哀悼と敬意を表するため、有名な文章『ベチューンを記念する』を発表した。

延安での馬海徳(左)と毛沢東(写真提供・周幼馬)

海外の友人は中国を多くの面から支援してくれた。ニュージーランドのルイス・エリーは1938年に上海で人的・物的な資源を動員し、数千種に及ぶ民用消費財と一部の軍需品を生産し、戦時中、中国製造業にかけられていた大きな圧力を緩和した。1941年8月、米国の飛行教官クレア・リー・シェンノートが米国の義勇兵で編成した航空隊「フライング・タイガー」は、中国上空で多くの旧日本軍機を撃墜しただけでなく、国際社会からの支援物資の輸送に大きな役割を果たした。1937年12月南京が日本軍に占拠された後、ジョン・ラーベはドイツ人の身分を利用し、知恵と勇気で日本軍と戦い、中国難民の救援に力を尽くした上で、日記で日本軍が南京で起こした500件余の虐殺事件を記録した。『ラーベの日記』は日本軍の暴行を訴える証拠として世界的に知られている。

反ファシズム戦争の中で、海外の友人から差し伸べられた支援の手は、中国人民と世界人民の目標と利益が一致していることを裏付けた。世界反ファシズム戦争の東方戦線に当たる中国人民抗日戦争では、人種や国籍の異なる国際主義の戦士たちが自らを犠牲にし、中国の人々と共に人類の正義を守り、反ファシズム戦争の最後の勝利に偉大な貢献を果たした。

 

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