潘慶林委員:中日両国は心を込めて交流を

 

 
潘慶林委員(右)

全国政協委員潘慶林は3月4日、『人民中国』記者の取材に応じ、中日両国の有識者が相手の立場で考え、心を込めて両国関係を推し進め、子孫に幸福をもたらすべきだと述べた。

潘委員は日本で30年暮らした華僑で、夫人は日本人だ。海外華僑の代表として、彼は3期連続で全国政協委員に選ばれている。「私は日本から祖国に戻ってきて改革開放の建設に参加した華僑だ。中日関係について語ると、私たちは複雑で矛盾した心理に陥る。実際、中日両国の交流の歴史はほかのどの国よりも長い。この長い交流の中には平和と友好もあったし、争って敵対した時期もあった。しかしどんな時であっても中日両国は離れられない隣人だった」

中国以外に世界でいまも大量に漢字を使っている国が一つだけあると潘委員は強調した。それは日本だ。「繁体字の『愛』の字には『心』が付いています。心を込めて交流してこそ中日関係もうまくいきます。私たちは今日、中日関係を発展させようと努力しています。それは私たちの子孫のためです。さまざまな困難を全て克服できれば、私たちの子孫には繁栄と幸福が残ります。もし私たち両国が衝突し、冷戦の対抗思考に後戻りしたら、私たちの子孫に残るのはおそらく衰退と不幸です」

潘委員の考えでは、政協委員には中国の人々をしっかりと団結させる責任がある。そして政協委員の華僑には、中国と世界各国の人々をしっかりと団結させる責任もある。彼は「私は華僑であり、政協委員でもあります。民間外交のスタイルで心を込めて、気を配り、道理を説き、愛情を持ち、相手の立場に立って世界各国の人々と交流したい」と話した。(文・王焱)

 

人民中国インターネット版

 

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