両会の代表委員が習近平総書記の台湾関連の重要演説について引き続き熱く議論

 

習近平中国共産党中央委員会総書記、国家主席、中央軍事委員会主席は5日、台湾問題に関する重要演説を発表し、両会の代表委員に熱烈な反響を引き起こした。代表委員らは、習総書記の発言はいかなるものもその勢いを妨げることができず、台湾への取り組みについての大筋の方針の原則的なアンダーラインを明確に指摘し、また台湾同胞に心の距離を近づけ、運命共同体を構築する善意と誠意も伝えたとの見方を示した。

代表委員らは次のような見方を示した。習総書記は演説の中で「九二共識」の歴史事実を認め、その核心的な含意に賛同すれば、両岸双方は共通した政治的基礎をもち、良性インタラクティブを維持できるだろうと指摘している。これは大陸の台湾への取り組みについての大筋の方針の明確性、一貫性を一層明らかにし、「九二共識」と両岸関係の平和的発展を堅持するという決意が決して動揺しないことも明らかにしている。

全国政協委員で致公党の中央常務委員である蔡建国氏は、習総書記の演説の深層にある含意は、「九二共識」の堅守が両岸関係の平和的発展の「行穏致遠(穏やかに遠くまで)」を確保するカギであるという明確な政治のシグナルを台湾側に放っているとみなしている。

代表委員らは、習総書記の演説は原則を堅持し、立場やアンダーラインをはっきりさせると同時に、台湾同胞に対する深い情が十分に込められ、善意に満ちており、両岸同胞が中華民族の偉大な復興を手を携えて実現させることに対し、大きな期待が寄せられていたと強調した。

代表委員らは、両岸関係の平和的発展が新たな段階に進むのを共に推進することは、海峡両岸のすべての中国人にとっての共同責任だとの見方を示している。

「中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現させるには、両岸同胞が手を携えて努力する必要があり、誰も席を外すことはできません。」と、全国人民代表大会の代表である汪毅夫・中華全国台湾同胞聯誼会(全国台聯会)会長は語っている。

 

新華社より 

 

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