彼らの知らない日本をもっと伝えたい

 

 

今回のパンダ杯研修旅行では、中国人民大学で人民大学や北京大学、清華大学などの学生らと「日中国民感情及びメディアの責任」と「日中旅行及び地方文化体験」などについて話し合うことができた。短い時間だったが、中国の学生が日本をどう思っているかを知ることができて有意義な時間だった。交流した中国の学生たちが日本のことをもっと知ろうとしてくれていることが嬉しかったし、彼らの知らない日本をもっと伝えたいと思った。

外文局では、雑誌『人民中国』を作っている現場を見学できたので嬉しかった。中国語の報道を日本語の記事に置き換えている様子など特に興味深かった(これから雑誌『人民中国』の記事を読む時は、この時の光景を思い出しながら読みたい)。

北京の空は昨年9月に訪れた時よりも大気汚染がひどかったが、三日ほど現地にいると不思議なことに慣れてしまった。北京の街でもスモッグがひどくない日もだってある。日本のメディアでは中国のPM2.5の問題が騒がれているが、実は日本でも昔、公害に悩まされていた時代があった。中国の大気汚染の問題も遅かれ早かれこれから解決していく問題だろう。

山東省の曲阜では、夜にカラオケに行って中国語の歌を歌うことができた。僕も含めてみんなノリノリで中国の曲を歌いまくった。(ただし白酒を飲んだ後だったので喉の調子はあまり良くなかったのがちょっと残念。)もしまた機会があれば、今回のパンダ杯のメンバーの人たちとカラオケに行きたい。旅行中はパンダ杯を受賞した他のメンバーと一緒に中国について話すことが出来たのが面白かった。他の方の作文を読ませてもらい、個人個人の「中国」に対する考えがあって興味深かった。

中国に行って、自ら積極的に行動することの大切さを感じた。パンダ杯の研修旅行中には、中国の学生たちと討論したり、外文局でスピーチしたりするなど、様々な貴重な体験ができた。いずれも日本では体験出来ないことばかりであり、このチャンスを与えて下さった皆さんに感謝したい。これからは、本を読むことに加えて、実際に中国で体験したことを元に、中国語や現代中国に関する理解を深め、周りにもっと中国のことを伝えていきたい。


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