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第10回:アンタルヤサミット |
![]() 場所:トルコ・アンタルヤ 時間:2015年11月15-16日 主な成果: 本年の議長国であるトルコは、経済成長の実現に向けて、3つの「I」(Inclusiveness (包摂性)、Implementation(実施)、Investment (投資))を優先事項として取り上げ、これを中心に議論を深めてきた。サミットでは、強固で持続可能かつ均衡ある経済成長の実現に向けた具体的な取組につき首脳間で率直な意見交換を行い、首脳会合後に首脳宣言を採択した。 また、首脳宣言と併せ、G20全体のGDPの水準を2018年までに2%以上引き上げるための取組に関し、各国の個別のマクロ経済政策や成長戦略の現状と今後の計画を記載した「アンタルヤ行動計画」等が発表されるとともに、「テロとの闘いに関するG20声明」が発出された。 成長を支える上で金融システムの安定性の向上が重要であるとの認識で一致し、巨大銀行の破綻時の総損失吸収力(TLAC)等の主要な金融規制改革を完了させたことを確認した。また、金融規制改革の影響を引き続き注視することで一致した。 BEPS(税源浸食・利益移転)プロジェクトの合意の実施及び非居住者の金融口座に係る自動的情報交換の開始の重要性につき一致した。 2030アジェンダの支持・実施、特に低所得開発途上国(LIDCs)への支援の重要性につき一致した。 COP21の成功に向けた強いメッセージを発出することの重要性を確認した。 首脳間で、貿易は経済成長及び開発の原動力であり、WTOは多角的貿易体制の基盤であるとの認識で一致した。また、第10回WTO閣僚会議(MC10)の成功を目指するとともに、保護主義抑止のコミットメントを再確認した。
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