鑑真や魯迅の足跡を訪ねて心温まる旅―第3回Panda杯入賞者の中国見聞

 

10月29日、第3回Panda杯全日本青年作文コンクール入賞者からなる青年訪中団が北京に到着し、北京・揚州・上海の3都市を訪問する1週間の交流活動を開始した。この訪中団一行を出迎えた人民中国雑誌社の陳文戈社長は、「外は寒いけれど、室内は依然として暖かいです。これはまるで我々の関係のようで、両国には現在一部に困難な状況があるものの、われわれの間の友情はいつでも春のように温かなのです」と、現在の初冬の気候に例えて、情熱的に歓迎のあいさつをした。 

わずか7日間の旅程ではあったが、日本の青年たちは身をもって中国での生活、中国の人々との密接な触れ合いを体験し、寒い冬の心温まる旅行となった。

 

「一期一会」で中国を感じる 

出発前夜、入賞した青年たちは駐日本中国大使館の東京授賞式に参加した。この式では程永華中国駐日本大使が間もなく中国訪問を開始しようとしている青年たちへの希望を語った。北京・揚州・上海の3都市訪問が予定されていることに関し、これらは中国でも極めて魅力的な都市で、青年たちがこれからの一週間に中国をよく見て、よく聞いて、よく感じて、中国の人々と積極的に交流し、今後の中日関係についてよく考えてほしいと語った。 

期待を胸に、訪中団の旅行が始まった。訪中団の団長である梶英輔教授は、「一期一会」という言葉を団員たちに送った。「中国でのどの出会いも体験も、一生の中で唯一のものとして大切にしてください。今回の訪問を各人の人生と両国の未来に役立てるものとしてください」。これもまた、青年たちの今回の旅の心の声となっただろう。 

訪問日程がまだ半ばにも至っていないにも関わらず、熊本大学の後藤翔さんは早くも、「中国に来て、いくつもの新鮮で貴重な体験をしました。わずか2日間ですでに素晴らしい収穫が多くあったと思います。今晩、寝台列車で揚州に向かいます。寝台列車も揚州も、私にとって全く新しい体験で出会いです」と語っていた。

 
東京授賞式であいさつした程永華大使
 

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人民中国インターネット版

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