ハイアールグループの生産ライン

　このほど、2017年ハイアールのエコロジー「人単合一（人材と受注を結び付ける経営管理システム）」が起爆剤となったIoT(モノのインターネット)刷新交流大会がハイアール本社のハイアール大学で開催された。席上、ハイアールの以下の最新業績が発表された。それによると、2016年の同社の全世界総売上高は推計2016億元（約3兆4000億円）、前年同期比6.8％増、利益203億元（約3500億円）、同12.8％増に達した。過去10年の収入の年平均成長率は6.1％増、利益同は30.6％増だった。

　報告の中で注目された数字は同社が昨年、インターネットによる取引総額が2727億元（約4兆6000億円）、前年同期比73％増だったことだ。これは初めてネット上のプラットフォームの取引額がハイアール自体の収入を上回ったことを意味している。

　ハイアールグループの張瑞敏会長兼最高経営責任者（CEO）は2017年を「人単合一」モデルが根を下ろし、花を咲かせ、成果が上がる元年だと定義し、会議で、2023年までの7年間に、ハイアールの営業収益、年平均成長率をそれぞれ10％以上伸ばし、全世界の総売上高4000億元（約6兆8000億円）達成に全力を挙げるという目標を決定した。

　2005年9月20日にハイアールが「人単合一」モデルを打ち出して以来、このモデルはこの11年の間に進化し、優越性と時代の先取性を発揮している。このモデルの下で、ハイアールはインターネットからIoTへモデルチェンジし、「企業のプラットフォーム化、従業員のハッカー化、顧客の個性化」を実現してきた。（文・楊光）

人民中国インターネット版　2017年2月3日