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強い「集金力」を再び示した春節青島ツアー

 

 春節期間に崂山北九水景勝地を訪れた観光客は増加の一途で、銀世界は人々に家に帰るのを忘れさせるほどだった(撮影・邢志峰)

 過ぎたばかりの春節(旧正月)休暇も、青島の観光産業は大もうけに恵比須顔だった。青島市観光局の統計から、春節休暇中に青島市が受け入れた観光客の総数は延べ200.62万人に達し、前年同期比13.96%増だった。観光客は28.32億元(約467億円)を消費し、前年同期比16.65%増。一人当たり1450.8元(約24000円)に達し、昨年同期比238元(約3900円)増えた。

 ツアービッグプロジェクトの着実な推進、産業融合による新領域の開拓は、2016年の青島観光産業のハイライトの一つだったそうだ。昨年、青島市が計画した総投資額3000億元(約5兆円)の80余のツアー重点プロジェクトは順調に進展しており、そのうち58プロジェクトに着工し、その総投資額は1628億元(約2兆7000億円)。また85.79億元(約1400億円)の投資で建設が進んでいた「1000万平方メートル」プロジェクトのツアー・リゾート・レジャーランドとエキシビションセンターが完成して、面積119.44万平方メートルでその内91.07万平方メートルで営業を開始し、超過達成した。またクルーズ船、遊覧低空飛行、健康ツアーコース、研修ツアーコースなどの新事業が迅速にスタートした。昨年、青島は中国クルーズ船ツアー発展実験区に指定され、年末までに、青島クルーズ船母港は累計125便のクルーズ船を受け入れ、乗降客は延べ15万人に達した。崂山(ラオシャン)観光スポットは国家一般航空ツアーモデルプロジェクトに指定された。また、港中旅海泉湾など16事業体が省級、国家級の中国医薬健康ツアーモデル基地に指定された。

 青島のツアー環境のレベルアップに伴って、春節(旧正月)休暇の「高品質ツアー」がますます盛んになり、エンジョイ型、リゾート型などの特徴がますます鮮明になってきた。青島市観光局は春節期間に53軒の星付きホテルを調査した結果、平均稼働率は50%に達した。そのうちは、五つ星ホテルは51%、四つ星ホテルは49.6%、三つ星ホテルは48.9%だった。海情大酒店(ハイチンホテル)、海景花園大酒店(シービューガーデンホテル)、凱徳モール、老船夫海鮮城などの商業総合施設やレストランの旧暦の大晦日の夕食は超満員で、飲食営業収入は大幅増だった。黄島ヒルトンホテルの大晦日の夕食の売れ行きは100%に達し、稼働率も50%を超えた。崂山仙居人家、朴宿、市南伊美蘿薇などの郷村、市内の民宿の稼働率は80%を超えた。

 春節期間中、青島市の各景勝地を訪れた観光客数はどこも例年より明らかに増加し、特に海洋レジャーツアー客数が突出していた。統計によると、春節休暇中に、各海浜観光スポットには合わせて延べ16.2万人が訪れ、前年同期比1.5%増。また極地海洋世界は延べ4.9万人、同14%増。崂山は延べ4.1万人、同14.3%増。また温泉、スキーなどのウインター・プロジェクトも一大ハイライトとなり、港中旅海泉湾には延べ2.7万人、同16.9%増の観光客が訪れた。蔵馬山は延べ20万人、同15%増だった。

 外部から青島観光に訪れた人々の他に、青島市民の春節観光旅行も非常に活発で、海外旅行客数は昨年同期比2割前後の伸びを示した。青島発のクルーズ船ツアー商品は爆発的な売れ行きで、ヨーロッパ、アメリカなどの路線の観光客数は例年に比べて大幅に増えた。 (文・傅軍)

 

人民中国インターネット版 2017年2月21日

 

 

 
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