青島市はこのほど、今年の科学技術革新目標を提起し、年内に全社会研究開発経費が国内総生産（GDP）に占める割合を2.87％に、発明特許授権件数を6800件に、ハイテク技術企業数を1600社に、また技術協力取引高を120億元（約2000億円）にするよう可能な限り努力するという目標を盛り込んだ。

　国家戦略とのドッキングの面で、青島は海洋国家実験室建設を加速して、深海掘削船、海上総合実験場などの国家大型科学技術施設群の建設に着手し、国家海洋局と共同で有人深海探査機の建造計画を推進する。さらに青島の海洋技術資源を総合し、可能な限り海洋国家科学センターの建設に努力する。

　同時に、青島は国家高速鉄道技術革新センターの建設を推進し、徐々に、完全な高速鉄道、軌道交通の装備に関連する技術革新システムと産業集積を形成し、世界的な影響力を持つ高速鉄道刷新の新たな高所到達に全力を上げる。

　インキュベーター創設の面で、年間、市レベル以上の「ハッカースペース（システムや電気回路などについての深い技術的知識を持つ人々が集まる場所）」、インキュベーター設立専門技術プラットフォームを20カ所、サービス創業企業5000社を可能な限り誘致する。

　科学技術成果の移転面では、国家海洋技術転移センター、国家特許技術（青島）交易センターの建設に全力を挙げ 、国家科学技術成果移転模範区の指定を勝ち取る。

　また、年内に青島は3～5カ所の強い競争力を持つハイテク産業基地の建設、強化を図り、また3～5カ所の革新型産業コロニーを育成し、また国家臨床医学研究センターと国家持続可能発展模範区の指定を積極的に獲得する。（文・王娉）

人民中国インターネット版　2017年3月4日