林毅夫氏「客観的な私でも中国経済成長率6.5%達成を確信」

また林氏は、「経済成長は労働力の生産レベルの継続的な向上に依拠するもので、そのためには技術の刷新や産業のバージョンアップが必要だ。中国は先進国とはまだ大きな開きがあるため、技術刷新と産業バージョンアップでは後発組の優位性をもっている。そして中国と同じくらいの発展段階にあり、同じように後発組の優位性をもつその他一連の国々は、20年間で毎年8~9%の成長を達成していることからも、中国にもその可能性は大いにある。だが08年に国際金融危機が発生し、グローバル経済の復興の遅延が影響を及ぼし、中国の経済成長の潜在力が十分には発揮されていない」と説明した。

林氏は、「自分の判断はいずれも問題の本質に対する分析に基づいている。悲観論者が多い中で、私のことを楽観的だという人がいるが、私は客観的なだけだ」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年3月14日


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