李克強総理:大陸部と香港、「債券通」を試行へ

 

3月15日午前10時、第12期全国人民代表大会第5回会議の閉幕後、中国国務院の李克強総理は人民大会堂の金色ホールで記者会見を行い、内外記者の質問に答えた。

李克強総理は鳳凰衛視記者からの、大陸部の香港経済発展の支援に関する質問に対して、次のように表明した。

香港問題について、私は政府活動報告の中ですでに言及している。「一国二制度」の実践は揺るぎなく、本来の形を失い変化するべきではない。香港の発展支援についてだが、中央政府は取り組みを強化し、香港の発展、大陸部と香港の協力に有利な措置を打ち出し続ける。

例えば我々は昨年、「深港通」(香港取引所と深セン証券取引所による株式相互取引)を打ち出した。我々は債券市場の開放をさらに模索しなければならない。これは国の需要であり、香港にも場がある。我々は今年、香港と大陸部で「債券通」を試行する。つまり域外資本に対して、域外での大陸部債券の購入を認める。これは初のことだ。香港は地理的に有利で、香港国際金融センターという地位の維持、香港住民の投資先の豊富化を促し、利益を得ることになる。これは香港の長期的な繁栄と安定に有利だ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月15日

 

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