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「一帯一路」に急速に融け込む青島市

 

 

 年初来、青島は「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想への参画を加速し、沿線国との交流、協力を強化し、経済貿易、金融、科学技術、文化などの分野で新たな進展を示している。

 人材サービス面では、第1四半期に青島は合計210人の沿線国人材のために「外国人来華労働許可証」を発行した。ロシア国家科学院外国籍会員のヴィットマン教授を招聘し、同教授のチームと青島理工大学が共同開発する「海洋環境コンクリート技術」研究刷新案を打ち出し、中国「111人材招聘計画」参加に成功した。シンガポール、マレーシア等から5人のハイエンド外国専門家チームを招き、青島企業をノルウェーの半潜水式海上漁場プロジェクトの入札成功に導き、中国深海経済開発のために、装備技術の基礎を構築した。

 経済貿易協力の面では、青建物流集団がインドネシアで投資額2.06億ドルの商業貿易物流パークを建設する。「一帯一路」の重点プロジェクト項目を繰り返しスクロールして、新たにインフラ整備、経済貿易協力、産業投資など57件の重点プロジェクトを追加した。第1四半期に、青島市全市の対沿線国投資記録済みプロジェクトは8件、中国側の協定投資額は9.5億ドルで、前年同期比66.6%増だった。また対沿線国輸出入総額は614.3億元(約1兆400億円)、同26.9%増。そのうち、輸出は385.97億元(約6180億円)、同22.5%増、輸入は228.33億元(約3650億円)、同34.9%増だった。

 金融サービス面では、第1四半期の青島企業の対外担保残高は67.6億ドル、前年同期比48.14%増。対外担保によって信頼性が向上し、ハイアール、青島港などの「走出去(海外進出)」企業と沿線国・地域の銀行が新規調印あるいは融資継続協定に調印した総額は10.92億ドルとなり、海外プロジェクト拡充のために、強大な資金保障を提供した。

 交通・アクセス面では、青島港とサンクトペテルブルク港が友好港関係を結び、海外友好港総数は20港に達した。青島「一帯一路」クロスボーダーコンテナ国際複合運送(international multimodal transport)モデルプロジェクトの建設を加速し、扱い量は15.8万TEU、前年同期比77%増に達し、全国沿海港湾で最高位を占めている。

 この外、第1四半期に青島では、ユーラシア・データインターコネクションハイレベルフォーラム、アジア・メディアサミット、世界材料研究連合会-アジア材料大会等の国際的に有名なエキシビション活動を展開している。同時に、19社を組織してドイツ、ロシア等の7つの国際展示会プロジェクトに参加して、著しい協力成果を挙げた。 (文・沈俊霖)

 

人民中国インターネット版 2017年5月8日

 
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