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3D版『清明上河図』青岛西海岸にデビュー

 

 3D版『清明上河図』を鑑賞する観光客

 汴河の急流を船は揺れながら進み、水上では船引人夫が大声で叫び、川岸を飲み屋の手代や行商人が往来している―こうした900年前の宋朝の人情風物が眼前に現れた。4月24日、3 D大型絵巻『清明上河図(せいめいじょうがず)』が青島西海岸エコ観光パークにお目見えし、音、光、電子を駆使した斬新な手法で中国に伝わる名画を再現している。

 2010年の上海万博中国館アニメ版『清明上河図』プロジェクトの林京彤総監督は「3D絵巻は全長128メートル、高さ6.5メートルで面積は832平方メートルに達し、迫力満点で、中国アニメと映像技術の歴史上、最大の絵巻です」と紹介し、次のように説明した。3 D版「清明上河図」は原版を100倍に拡大し、原作のすべての街道、車、船、樹木や建物を残し、全体の色調と画風も原作と一致するよう努力した。

 同時に、3 D版『清明上河図』は合理的想像を通して、創造的に開封の夜景を表現し、作品を昼と夜に分けて、4分ごとに昼夜を循環させている。図上には1068人の人物が描かれているが、そのうち昼間は691人、夜は377人で、4分の循環中に、絵巻の中の情景は日から夜へと自然に移り変わり、1000人以上の人物がその中を往来する。郊外の静謐、埠頭の繁忙、市街の喧騒が観衆の目の前に生き生きと蘇る。 (文・王凱)

 

人民中国インターネット版 2017年5月8日

 

 

 

 
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