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ドローンから青島の魅力的、個性的な青島湾を俯瞰

 

 ドローンで撮影した青島湾の全景

 青島湾は青島前海風景区で最も重要な入り江であり、最も青島の魅力と個性を備えている。青島湾には百年の歴史を持つ桟橋があり、また中国海軍博物館や人気の的になっている第6海水浴場があり、環青島湾商圏が早くから形成されている。観光シーズンになると、青島湾景勝地には多くの船が往来し、毎年、数え切れない観光客がここで足を止める。この歴史の重厚感と旧青島の美感がこの入り江と一体となり、旧青島を代表している。

 空中から俯瞰すると、青島湾で最も目立つのは桟橋で、それは湾内の後背地に深く入り込み、360度死角のない湾内風景を観覧でき、人々の心の中で、桟橋は早くから青島のシンボルになっている。ドローンのレンズを通して、1000メートル余離れた上空からでも桟橋の上を行き来する人々を見ることができる。冬から春にかけて、数千万羽のカモメが桟橋や第6海水浴場周辺に集まり、青島湾沿岸の大きなハイライトとなっており、観光客に忘れられない印象を与えている。桟橋に引っ張られながら、第6海水浴場、海軍博物館、小青島の個々の観光スポットにも観光客がにぎやかに押し掛けている。

 桟橋を中心に、海面には何本もの白い波の線ができ、優雅なアークラインを描き、ドローンの飛行高度を下げると、海上を高速で航行しているモーターボートや遊覧船が見え、岸辺と同じように、海面上も沸騰しており、ドローンを遊覧船に接近させると、観光客たちが一人残らず、甲板から青い海と青い空に、赤い瓦屋根と緑の木立に引き付けられ、スマホのカメラは海岸に向けて撮影しているのが見える。

 青島湾の人気とその地理的な位置は重要な関係があり、景勝地は市街地の南西端に位置し、西は団島の東から小青島に至り、北は旧市街地の中心部と接し、南は膠州湾とつながり、天然湾である青島湾を中心として、多くの観光名所の組み合わせによる海浜風景観光地になっている。歴史を回顧して、明代中葉、青島湾は商業貿易港して、すでに大いに活躍していた。1891年、清朝政府は青島に防衛施設を構築し、青島湾は軍事的な機能を持ち始めた。1897年、ドイツは青島を占領し、青島湾周囲はしだいにドイツの中世紀建築様式を主とするようになり、商業が集中し、にぎやかな都市となり、植民地的な色彩の濃い都市景観を備えるようになった。20世紀初頭、中国各地に大、小の港湾、埠頭の整備、使用が進み、青島湾の役割はしだいに減退していった。

 移流霧が来た時も、記者はドローンを操作し、空中から撮影していた。海面上を漂う霧に覆われ、この湾内はいっそう神秘的に変わり、青島旧市街地区のさまざまな様式の建築、赤い瓦と緑の木々に相まって、湾内は「仙人が集まる海」に変わった。白昼の青島湾は美しくて、壮観だが、夜の青島湾は全く異なる一幅の絵のようだ。夜になると、青島湾沿岸にヤマブキ色の灯が灯り、桟橋回廊にも火炎の形をした灯りがつけられ、小青島全体が金色に染まる。ドローンが空中から俯瞰すると、湾内のアウトラインがくっきり描き出され、桟橋は湾内を脈動するまぶしい光芒のようだ。 (文・宋新華)

 

人民中国インターネット版 2017年6月9日

 

 

 
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