110メートルトラス式、自昇式海上作業プラットフォームを搭載して、埠頭を離れる輸送船（写真・張進剛）

　5月24日、中国の初の110メートルトラス式、自昇式海上作業プラットフォーム―アブダビSE-350 LBが、青島海西重工業有限責任公司の埠頭から順調に積み出され、アラブ首長国連邦（AEU）に向かった。このプラットフォームの昇降システム、推進システムなどの鍵となる中核部品は同社が独自に研究・開発し製造した。そのうち、190トン海上作業プラットフォームクレーンと総推進効率が3000kwを上回る全回転かじ取りオール装置は海外独占を打破した。

　このプラットフォームは海上で井戸の修理、採油、風力発電機の設置、クレーン等の補助作業に使用され、船長82メートル、幅44メートル、面積は標準的なサッカー場1個分に相当する。作業水深80メートル、可変負荷は2000トンに達し、荷重8700トンで、250人の生活需要を同時に満足させることができる。

　現時点までに、同社はすでに8基の海上作業プラットフォームを納入し、当面の中国の手持ち注文量が最大で、納入成功数量最多の海上作業サービスプラットフォーム製造企業である。（文・鄭長江）

人民中国インターネット版　2017年6月14日