新興市場国と発展途上国の対話会議が5日、福建省アモイ市で開催され、習近平国家主席がホストを務めた。 　

対話会議に参加した各国の首脳は、「新たな情勢の下で、新興市場国と発展途上国の団結と協力を強化することには重要な意義がある」と一致して強調した上で、発展の旗印を高く掲げ、国連の持続可能な開発のための2030アジェンダを全面的に実行に移すことで合意した。また、国連が中心的な役割を果たして良好な発展環境を作り出すことを共に支持し、南南協力の深化とより広範な発展パートナー関係を構築することを全会一致で決定した。

習主席は、「中国政府は、他の発展途上国が持続可能な開発のためのアジェンダを実行に移すプロセスに積極的に協力していく」と述べた上で、「中国政府はその他の発展途上国が飢餓や難民、気候変動、公衆衛生などの課題に対処することを援助するために、南南協力援助基金から支援金5億ドルを提供する」と発表した。また、「中国は各国と共に、発展経験の交流とキャパシティビルディングについての協力を強化していきたい」と述べた。

中国国際放送局日本語部より2017年9月5日