ひと目でわかる!習近平国家主席のBRICS演説における重要ワード

 

第9回BRICS首脳会議が4日、福建省の厦門(アモイ)国際会議センターで開かれた。習近平国家主席が議長を務め、南アフリカのズマ大統領、ブラジルのテメル大統領、ロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相が出席した。5ヶ国首脳は「BRICSパートナーシップを深め、さらに明るい未来を切り開く」をテーマに、現在の国際情勢、世界経済ガバナンス、BRICS協力、世界と地域の紛争問題などについて踏み込んで意見交換し、BRICS協力10年の道程を振り返り、開放・包摂、協力・ウィンウィンのBRICS精神を再確認し、一連の共通認識にいたり、BRICS協力の今後の発展のためのビジョンをまとめ、方向性を示した。

拡大会議で習主席は「BRICSパートナーシップを深め、さらに明るい未来を切り開く」と題した重要談話を行った。ここではこの重要談話に含まれた重要ワードを振り返ってみよう。

 

■BRICSパートナーシップを深め、さらに明るい未来を切り開く

 

私は各位と共に、「BRICSパートナーシップを深め、さらに明るい未来を切り開く」という同会議のテーマをめぐり、BRICS協力10年の道程を振り返り、総括し、今後の発展のビジョンを描き、協力の新たな航海に旅立つことを期待している。

 

■交誼の道を得れば、千里も同じく好くし、膠や漆の如く固く、金属や石の如く堅固

 

中国の古人は、「交誼の道を得れば、たとえ千里離れていようとも、心を合わせて親しくし、その友誼は膠や漆のように、情誼は金属や石のように堅固となる」としている。BRICS協力が急速に発展した鍵は、協力の道を正確に見出したことにある。

 

■BRICS協力の道

 

互いに尊重し、助け合い、自国の国情に沿った発展の道を手を携えて歩む。開放・包摂、協力・ウィンウィンの精神を堅持し、経済・政治・人的・文化的協力を粘り強く推し進める。世界における公平と正義を提唱し、他の新興国や発展途上国と心を合わせて協力し、優れた外部環境を共に築き上げる。

 

■経済面の実務協力の推進

 

われわれは経済面の実務協力という主軸をしっかりと押さえ、貿易・投資、通貨・金融、コネクティビティ、持続可能な開発、イノベーション、産業協力の分野で利益の合流点を拡大するべきだ。

 

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