心の琴線に触れる流行文化

 

1980年代、「日本漫画界の父」と呼ばれる手塚治虫氏が創作したテレビアニメ『鉄腕アトム』は、中国の人々によく知られた初めての日本のアニメキャラクターとなった。それ以後、アニメやマンガ、ポップスなど青少年が好む流行文化という要素は、青少年交流における重要なきずなとなった。

何度も中日両国で漫画やアニメ作品として改編されてきた孫悟空は、中日両国でよく知られたキャラクターだと言える。2016年、この古典的なキャラクターをテーマに冠した「悟空杯」中日漫画コンテストが正式にスタートし、若者世代の中日漫画愛好家の対等な交流が、流行文化を媒体とする青少年交流のプラットホームをさらに広げた。

この他にも、ポップミュージックのスタイルで中国伝統音楽を演奏するグループ「女子十二楽坊」が、日本で中国民族音楽の旋風を巻き起こした。近年では日本のアイドルグループAKB48が中国の若者に人気が高い。流行文化の要素は若者世代の交流の中でますますその存在感を増している。

 

1981年4月、中国アニメーターの厳定憲と手塚治虫が東京で共に『孫悟空とアトムの面会』を描いた。写真は『人民中国』の関連記事

 

 
2016年7月、「悟空杯中日漫画コンテスト2016」入賞作品展が北京で開かれた

2009年7月、中国で人気の民族音楽グループ「女子十二楽坊」が東京公演を行った
 
 

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