動物大使たちの物語

 

中日国交正常化というこの重要な歴史的瞬間を記念するため、パンダの「ランラン」と「カンカン」が中国人民の使者として日本にやって来た。これ以降、かわいらしいパンダはずっと日本の人々の心を掴んでいる。今年6月には上野動物園の「シンシン」が無事子パンダを出産し、日本では再びパンダブームが起きている。

2016年に熊本大地震が発生した後、『人民中国』ではオリジナルマンガ「パンダがくまモンを慰問」を発表し、中日両国の強烈な反響を引き起こした。このバーチャルなパンダ大使は、彼独特な方法で熊本の痛みを慰め、日本の人々の心琴に触れた。

中国の国宝パンダのほか、日本で一度は絶滅した日本の国宝トキも、中国による無償の寄贈によって友好増進のための動物大使となった。1999年5月に中国政府が日本に贈った一対のトキが初めての繁殖に成功した。その少し前に日本公演が行われたバレエ『トキ』は、トキの運命から「自然との共生」というテーマを人々に考えさせるものとなった。

このほか、500年前に金魚が中国から日本に伝えられ、今でも日本の人々に広く愛されている。在日画家の王伝峰氏は金魚をテーマとして、日本で発行された日中国交正常化30周年記念切手のために斬新な作品を創り上げた。今では日本で夏に行われる「金魚祭り」が中国の観光客をも引き付け、かわいい動物たちが中日人民の友好のきずなとなっている。

 

2000年7月、神戸市立王子動物園にやって来たパンダは人々に愛されている
 

2017年、パンダのシンシンの出産を祝うため、JR御徒町駅の駅前広場のパンダの親子像にお祝いのたすきがかけられた

2016年4月、熊本県で地震が発生し、『人民中国』はオリジナルマンガ「パンダがくまモンを慰問」を被災地の人々に贈った
 

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