中日伝統劇の交流

 

中国の京劇・昆曲芸術と日本の歌舞伎は「東方の伝統芸術の姉妹花」と称えられている。両者ともに世界無形文化遺産であり、東アジア地域の二つの古典劇芸術の至宝ともいえるものである。

中日の伝統劇芸術家は一貫して交流と融合の試みを続けてきた。梅蘭芳から坂東玉三郎まで、こうした友好交流の伝統は前世紀初期まで遡ることができる。

今年上半期、両国の伝統劇の相互訪問が巷で話題となり、中日国交正常化45周年記念活動がこれにより幕を開けた。伝統芸術を発端とする交流活動は、中日両国が伝統文化と民族心理の上で相連なり、相通じていることを反映している。中日文化交流は今まさに両国関係を前に向けて発展させる重要な動力となっているのである。

 

1955年、梅蘭芳(中央)と中国・北京を訪問したトップクラスの歌舞伎俳優たちが芸の切磋琢磨を行った
 
2008年5月、日本歌舞伎界の大御所である坂東玉三郎(左)が中国の昆曲『牡丹亭』を情感を込めて演じた
 

2017年3月、松竹大歌舞伎が来中公演を行った。写真はチケット入手が困難となるほどの人気を報道する『人民中国』の記事

2017年3~4月、中国国家京劇院が日本に赴き、日本の29都市で計53回の巡回公演を行った。写真は『人民中国』2017年のそれに関する記事
 

2014年、中日大学生京劇合同公演に参加した桜美林大学孔子学院京劇団と天津外国語大学京劇社の学生たち
 

『人民画報』は2004年、中国国家京劇院の日本人俳優石山雄太の物語を報道した
 
 

人民中国インターネット版

 

 

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