災害の中で発露する真心

 

中日両国はどちらも自然災害が比較的頻繁に起きる国である。2008年5月12日、四川省の汶川で大地震が発生し、多くの人命と財産が失われた。日本政府は5億円の緊急援助を贈与し、救援隊を中国に派遣した。日本のメディアは災害状況を連続して報道し、企業や各界の人々も募金を行った。2011年3月11日、日本で東日本大震災が起こり、津波災害が発生した。中国政府は救援隊を派遣して日本で救援活動を行い、さらに3000万元(約5億円)の緊急援助と1億8000万元(約 30億円)相当の燃料油を提供した。中国の地方政府と民間機関が日本に対して行った援助は数えきれないほどだ。原発事故のニュースに外界が顔を曇らせているとき、中国は3人のエンジニアを福島原子力発電所の現場に派遣し、技術指導を行わせた。

人類が征服し難い自然災害を前にして、中日両国民はいつでも互いに助け合い、身を寄せ合ってきた。こうした精神は両国の共同財産として昇華させ、われわれが直面する困難を克服して勝ちを収めるよう導き、国家関係を正常発展の軌道へと押し進めるものとすべきである。

 

2008年5月、四川汶川地震の瓦礫の中から被害者の遺体を運び出す日本の救援隊
 
2011年3月、岩手県の瓦礫の中で生存者を探す中国の救援隊

2011年東日本大震災発生の後、日本の被災地のために寄付を集める北京市第五十五中学の生徒たち
 

2011年3月、上海中遠物流配送公司が災害救助用の三一重工のポンプ車を無償で日本の被災地に送った

 

人民中国インターネット版

 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850