モハメド・シャイムさんは、人助けをいとわず、公のために尽くし自分を顧みない。30年の間に、アクス墾区公安局の4つの派出所に勤務してきた。危険や困難に直面している人を助け、熱心に人助けをした物語があふれており、自分自身でも思い出せないものがあるほどだ。

30年間に、彼は20回以上引越しを繰り返してきた。引越しのたびに妻の気持ちを動揺させ、彼は申し訳ない気持ちになる。普段は2、3カ月に1度程度しか帰宅しない。彼は安全を守る最前線に身を置こうとしており、いつも警察という仕事に限りない情熱を持っている。この数年、積み重ねた各種民事紛争解決案件は120以上を数える。

2010年4月、彼はかつて仕事をしたことのあるイング・アーバード派出所勤務となり、第四連隊本部から40キロ余りのアルタイ民族中隊（現在の第4連隊15中隊）のコミュニティー警務室の仕事を受け持つことになった。着任後の彼は、コミュニティーの警務室で寝起き・食事する生活だ。昼夜を分かたず村民を訪ね、基本情況を調べ、37人の重点人物を追跡し、そのうち数人の疑わしい人物を確定し、個別に彼らに教育と処分を行い、中隊の社会気風と治安情況を明らかに好転させた。彼はまた中隊党支部と協力して、10戸長責任制を設置し、中隊党支部のスタッフと協力し、チャンスを逃すことなく党の民族・宗教政策の宣伝を行い、連隊の姿に大きな変化をもたらした。

モハメド・シャイムさんは、2009、10、11の3年連続で新疆生産建設兵団農業第一師団民族団結先進個人に選ばれ、10年には新疆生産建設兵団農業第一師団優秀共産党員に選出された。

【プロフィール】

モハメド・シャイム

ウイグル族、新疆生産建設兵団農業第一師団アクス墾区公安局イング・アーバード派出所副所長。1965年10月生まれ、85年7月入党、高校卒業。