12の刀傷を持つ「拼命三郎」

鄭伯武さんは、警察勤務12年にわたって、党と人民に無限の忠誠を抱いており、公安業務に無限の情熱を抱いてきた。2度、刃物を持った賊に対して少しも恐れることなく立ち向かい、全身に12の刀傷を負った。つまり、命と血で「みなのために犠牲になる」という1人の共産党員の気高い覚悟を示したのだ。長年、彼は怪我の後遺症である酸欠性頭痛に悩まされているが、公安の現場第一線を堅守しており、仕事に没頭し、同僚からは「拼命三郎」(水滸伝の登場人物に由来する、常に全力で戦う勇敢な者の意)と呼ばれている。

彼が総括した「三捕縛、四検査」任務遂行法は、社会の治安を高めるためにきわめて大きな成果を上げ、所轄の民衆の安全感と満足度を97.5%以上に高めたが、これは全市でもトップクラスの数字だ。彼は積極的に現場に優れたサービス窓口を設け、人々のための措置26項目を送り出し、個人のミニブログ(ツイッターに近いネットサービス)を開設、ケンカをするとどれだけお金や時間がかかるのかを、“医療費いくら、拘留何日”など具体的に説明する「ケンカのコスト」をページを設けて紹介するなどして、ネットで人気を集めている。彼は常に民衆のことを考え、誠意をもって民衆のために尽くしているのだ。

彼は過去にこだわらず、3年にわたって、かつて自分を傷つけた犯罪容疑者のおばあさんの面倒を見るなどしてきた。倹約生活を送り、長い間障害者夫婦を支援してきた。協力して生活の苦しい人々20人をサポートするなど、民衆のために200件以上の善行を尽くしてきた。また、彼は隊伍を率い党建設に力を入れてきた。競争や激励などを「五法」にまとめて、典型的な良い効果を上げた結果、所属する城関派出所は3年連続で市の優秀派出所に選ばれ、福建省の優秀公安現場組織にも選出された。

鄭伯武さんは、2008年に福建省第1回「私の好きな人民警察官ベスト10」に選出され、個人一等功の栄誉を受けた。08年に福建省青年五四表彰メダルを授与された。09年には第7回「全国人民が満足する公務員」に選ばれたほか、11年には福建省優秀共産党員に選ばれた。

 

【プロフィール】

鄭伯武

福建省永泰県公安局城関派出所政治工作員。1979年5月生まれ、2000年6月入党、大学卒業。

 

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