ネットショッピング急成長の裏で
    ネットショッピングはすでに、インターネットにおける重要な日常活動となっており、大手ネットショッピングサイトは安くて豊富な品揃え、そして自宅配送サービスによって、迅速に人々に受け入れられつつある。ネットショッピングは若者の間に広く浸透し、中国の最大手ショッピングサイト淘宝網では、昨年11月11日の「シングルデー」には、一日で上海の54のデパートの年間販売額の総和を上回る販売額を記録し、実店舗販売関係者にインターネットの巨大なプレッシャーを感じさせた。そして「支付宝」というオンライン決済サービスが、この中で重要な役割を果たしていた。
実店舗のモデルチェンジの試み
関連産業の発展
個人ネットショップが続々と
ネットショッピングの促進剤
変化するソーシャルメディア

    インターネットによって、情報が爆発的に増加する新しい時代に入り、コミュニケーションスタイルもバーチャル化した新スタイルに変化した。EメールからBBS(電子掲示板)コミュニティサイトに、QQ(中国で最も普及しているインスタント・メッセンジャー・ソフト、以下はIMと略)から微信(中国で最も普及しているモバイル・メッセンジャー・ソフトで、LINEに類似)に、インターネットによって、人々はかつてないほど緊密につながり、ネットの向こうにいる友達がよりリアルになり、現実とバーチャルな世界はひとつに融合しつつある。

    こうした中で、中国市場を深く理解している地元インターネットソーシャルプロダクツ企業は、海外の有力な競争相手を完全に制圧した。本国で足元を固めた後、これらの企業は目を世界に向け、グローバル発展の道へと踏み出している。

モバイル通信からモバイル決済へ
移り気な中国ユーザー
「ペンギン」の成功物語
柔軟なイメージ演出のために
    インターネットの普及後、中国の各種公的機関は人々とコミュニケーションをとり、自らの良いイメージをつくり上げる場を手に入れた。彼らはインターネット上で、今までのメディアよりもさらに開放され、柔軟で、人情味あふれた新しいイメージを見せている。中国共産党第18回全国代表大会の「報告」の中でも、「社会管理を強め革新する」必要性が指摘されており、インターネットサイト、ミニブログ(微博)などのインターネット技術を利用し、政務公開、民意の収集、タイムリーなフィードバックを実現することは、一種の素晴らしい革新であると言える。
ウサギ君が語る月面探索
人気の政務ミニブログ
世界にアピールする手段として
国際舞台に飛び出すIT企業

   中国で初めてインターネット接続が確立されてからの20年間、大小さまざまなサイエンステクノロジー企業が雨後のタケノコのように出現し、また誰も気づかぬうちに次々と消えていった。イノベーション力がなく、技術導入または海外製品の模倣しかできないことが、中国のIT企業の普遍的な弱みだった。しかし近年、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)、中興通訊(ZTE)をはじめとする中国のインターネット関連企業が、通信分野で見せた強い研究・開発能力と技術競争力に加え、人的コストの優位性によって国際市場で急速に台頭し、人々の中国のハイテク企業に対するイメージを一新させている。

現実的な技術開発
存在感を増す 華為
 
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