率直な交流行い、コンセンサス発表
第12回「北京-東京フォーラム」が閉幕
 9月28日、中国外文出版発行事業局と日本の言論NPOが共同主催し、東京で開催されていた第12回「北京-東京フォーラム」が閉幕した。
 閉幕式では、元中国人民解放軍科学院中米防衛事務関係研究センター主任の姚雲竹少将、中国石油化学工業集団の傅成玉元董事長、日本の川口順子元外相、日中協会の野田毅会長がそれぞれ中日を代表して基調講演を行った…。
安全保障サブフォーラム2016 東アジアの安保情勢と中日安保協力
第12回「東京-北京フォーラム」が開幕テーマは「アジアや世界の平和と発展に向けた中日協力」
中日の経済・貿易協力がアジアの包摂的な発展に貢献
   
中国人民大学新聞学院院長、南開大学濱海開発研究院院長
趙啓正
  過去11年の間に、中日各界の有識者は中日関係の前向きな発展を推し進めるために、フォーラムをプラットホームとして、長期的観点に立脚し、大局に着目し、目下両国関係に出現している新たな変化に対して多くの積極的で有益な知恵とアドバイスを提供し、同時にフォーラムがますます影響力を備えるようにし、より多くの新しい血を注ぎ入れた。
   
中国国際出版集団総裁
周明偉
  G20杭州サミットで、習近平国家主席と日本の安倍晋三首相の3回目となる会談が実現した。これは中日両国の最高レベルの直接対話であり、双方が両国関係中の問題をいっそう正視し、中日関係を正常な発展軌道に乗せるために努力している時期に行われた会談だった。
   
中国国際経済交流センター副理事長、元商務部副部長
魏建国
  中日経済・貿易関係の低下は、世界経済のマクロ環境の影響をある程度受けてのものだ。世界銀行はすでに前代未聞の、2度にわたる世界経済成長予測の引き下げを行った。予測ではあるが、これは将来の世界経済がより悪くなるかもしれないことを十分に物語っている。
   
外交学院副院長
江瑞平
 第12回北京―東京フォーラムが27日9時、東京で開幕した。同日午後に開催された経済分科会は中日の来賓が各自の意見を述べ、中国経済の構造調整、日本経済の成長情勢に焦点を絞り、日本と中国の構造改革に必要な対策などをめぐり議論した。
   
零点有数科技(ホライゾン・データウェイ・テクノロジー)董事長
袁岳
 「東京-北京フォーラム」の重要な構成要素として、「中日共同世論調査」は中日両国の民意をリアルに反映し、両国民衆の相互理解を深める重要な手だての一つとなっている。
   
宮本アジア研究所代表 元駐中国特命全権大使
宮本雄二
  両国間の関係改善の解決策については、お互いの国益として譲れないものは何かを考えれば、自然に見えてくると思っている。例えば最近の海洋問題における緊張状態にしてもそうだ。本当に日中関係全体を犠牲にしてもいいほどのものなのかを、お互いに再考すべきだろう。
   
元中国人民解放軍軍事科学院中米国防事務関係研究センター主任
姚雲竹
  この数年、中日関係は改善に向かうプロセスを歩み始めたが、足取りは緩慢で複雑な要素の干渉をたびたび受けている。それでは、中日両国には安全保障と軍事分野でどのような意見の食い違いがあり、どうすれば食い違いを減らし、中日関係改善のプロセスを着実に推進できるのだろうか。
 
第1回北京-東京フォーラム
アジアの未来の構築――中日関係:困難と希望
 
第2回北京-東京フォーラム
アジアの未来、新しい日中関係
 
第3回北京-東京フォーラム
アジアの未来、新しい日中関係
 
第4回北京-東京フォーラム
アジアの未来と中日の役割
 
第5回北京-東京フォーラム
世界経済危機の中の中日協力
 
第6回北京-東京フォーラム
アジアの未来と中日の貢献
 
第7回北京-東京フォーラム
アジアの未来と経済再構築に向けた日中協力
 
第8回北京-東京フォーラム
世界と未来に向けた新しい日中関係
 
第9回北京-東京フォーラム
東アジアの平和・発展と中日両国の責任--中日平和友好条約の歴史的意義を再確認する
 
第10回北京-東京フォーラム
北東アジアの平和と中日両国の責任--対話の力で困難を乗り越える
 
第11回北京-東京フォーラム
困難と取り組み いかに長期的に健全で安定した中日関係を発展させるか