『中国新聞週刊』中国サッカーの未来

2018-08-29 17:07:27

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 サッカーワールドカップロシア大会では、多くの中国企業の広告が目立ち、サッカー場の傍らにも中国のボールボーイが立っているが、中国代表チームだけが出場できなかった。中国のサッカーファンはこれにもう慣れてしまった様子だが、これを常態化してはいけないとも考えている。長い間、サッカー競技は中国体育改革の突破口と実験畑と考えられてきた。これまで、サッカー改革はすでに数十年もの間、多くの政策や方案が実施されてきたが、効果はあまり表れていない。中国サッカー·スーパーリーグの父と呼ばれた郎効農氏は「数十年間の国家行政管理方式と公務員の優越感のため、現在のサッカー競技の管理者たちはいまだに『どのように管理するか』という考えに留まり、『どのようにみんなに働き掛けて良い成績を収めるか』という考えにはありません」と評価した。現在、中国体育総局から民間までは、「中国サッカーが短期間によい成績を収めるのは難しく、長期的に努力をしていかなければならない。今後10年間は基礎をつくる段階だ」との共通認識を持っている。最近実施された一連の改革は、体制の不正を取り除き、市場の熱意を沸き立たせ、若い選手を育成することなどを目指す。

 

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