『中国新聞週刊』 「黄河黄金三角」地域で協力の試み

2019-12-19 11:19:30

 

 中国の省一つの面積は、欧州の国一つの面積に匹敵する。そのため、省の経済構造の独立性は比較的強く、省間の経済協力の依存度は比較的低い。このため、省の辺境地域の発展は行政境界の影響を大きく受けている。省内において、辺境地域は政策の盲点になりやすく、また、省間においては、地域間の行政区の違いも「見えない壁」となって、これらの地域の発展を大きく阻害している。中国の約半数の貧困県は、各省の省境に接する849の県・市に含まれている。この難題を解決するため、政府は2014年から、省の辺境地域を援助する協力の試みを始めた。黄河が最後に大きくカーブする場所にある山西省臨汾市と運城市、河南省三門峡市、陝西省渭南市が、省の辺境地域の協力発展の新モデルを模索する最初の「黄河ゴールデントライアングル」試験区になった。5年たち、直面する難題は依然として多いが、協力はこれらの地域の唯一の活路と希望ともなっている。20191028

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